本日は、大晦日RIZINにてメインを飾ったバンタム級タイトルマッチ
朝倉海選手(チャンピオン)VS堀口恭司選手(挑戦者)
での1戦で話題になった「カーフキック」についてお話したいと思います。
この2人ですが、
2019年8月に1度試合をしています。
この時は朝倉海選手が1R勝ちをしています。
堀口選手のパンチにカウンターを綺麗に合わせ、そこから追い討ちをかけた形でした。
ちわわはどちらかというとK-1派で、RIZINは余りみないのですが、
この試合も、大晦日の試合もMMAルール(寝技打撃ありルール)でした。
つけるグローブはK-1と違ってオープンフィンガーグローブ、指先が出ているグローブです。
K-1のグローブもこちらのオープンフィンガーグローブもどちらも確か8オンスだったと思いますが、
オープンフィンガーグローブの方が薄いです。
寝技や組技がある為ですね。
朝倉未来選手曰く、
一見K-1のグローブより薄いからすぐ倒れそうに見えるけど、
以外にも倒れない。
なぜならK-1のグローブの方が当たる面積が大きく、脳が揺れやすいから。
オープンフィンガーグローブは薄いからもちろん痛いけど、脳は揺れにくく倒れにくい。
との事でした。
あ、ごめんなさい。カーフキックについての話なのにすごい語ってしまいました。笑
カーフキックについてですが、
カーフキックとはふくらはぎの皮膚の薄い部分を狙った蹴りのこと。
筋肉鍛えようがなくて、骨の横の部分なんで凄い(皮膚が)薄いんで。ちょっと刺激与えるだけで効いちゃう。と那須川天心選手は話していました。
よく聞く「ローキック」との違いについてですが、
僕が思うローキックの有効性として、
1.ローキックを多用することで相手の意識を下に持っていきパンチを当てやすくする。
2.ローキックを見せておいて、ローキックを蹴るフェイントをしてハイキックで1発
(城戸康裕選手がやってました。)
3.ローを当てることで相手のパンチに力が入らなくなる。
4.精神的なダメージ。
ローキックとボディで倒れるのは根性が足りないとよく言われます。
ローキックももちろん蹴られ続ければかなりのダメージがあります。
最悪骨折します。
ちなみに僕が教わったローキックのカット方法は、相手が蹴ってくるローキックをスネで受けることでした。笑
いや痛いやん!って思いますが、
自分だけ痛いより、相手も痛い方がいいでしょ?
出しにくくなるし。とのこと。
これは多分ジムによって違ってくると思います。
これに対してカーフキックですが、
堀口恭司選手と朝倉海選手の試合を見て考察てみます。
1発目 バランスが崩れてよろける。
2発目 バランスは崩れないが足がグラっと曲がる。
3発目 転ばされる
4発目 体勢崩れ、立ち上がるもよろける
しっかり当たったキックはこの4発です。
あとは朝倉海選手が一発逆転飛び膝を狙ったところを合わせて体勢を崩させパウンドで終了でした。
ローキックは1R(K-1ルールだと3分)で例え蹴り続けても立っていることが出来ます。
カーフキックに関しては、この4発でよろけてしまうくらいの殺傷能力です。
よろける。ということは相手に効いていますと言っているのと同じようなものです。
このカーフキックについて、賛成か反対か議論が注目されています。
僕はもちろん賛成です。
キックに関しては空手仕込みの選手なら何十種類ものキックを身につけています。
カーフキックも練習して身につけたものですし、反則技では無いので当然ありだと思います。
朝倉海選手も試合後のインタビューで、
カーフキックについては知っていたし気をつけているつもりだったが、
カウンターを当てるタイミングに集中していまい…みたいな事を話していたと思います。
あとはどのようにカーフキックをカットするのかですね。。
僕は素人なので試合を見てもカーフとローキックの区別がつかないのでまず区別を付けられるようになるように頑張ります。笑
長くなりましたが今回はカーフキックについてお話してみました。
では!