ゴッツイ って???? コワー!
「ゴッツイ」とは、ごつごつした様子を表す言葉「ごつい」のあいだに、
大阪弁特有の「っ」が入って変化したものだ。
この「っ」を入れる弾むような言い方は、
何かを強調したいときに、ディープな大阪人がよく使う話法である。
例えば、お店屋さんなんかで「値段が高い」ことを強調するのに、
「ウソ、たっかー」とのけぞりながら言うとか、
どこかの公衆トイレに入った瞬間に、
「うわ、くっさー」と騒ぎまくるとか、
言ってみれば、小学生みたいな反応をすぐにしてしまう
イチビリ系大阪人の、代表的なリアクションワードであるそうだ。
したがって、お育ちの良い大阪人は、こんなヒップな言い方はしない。
「ゴッツイ」は、ごついさまを表す場合もあるが、
どちらかというと大阪弁では、「すごく」「非常に」「とっても」といった、
英語で言う「ベリー」と同じ意味で盛んに使われる。
「あの映画、もの ゴッツゥよかったわー」
「なにこれ!ゴッツエエ感じやん!」
「うわー、ゴッツウ色した服やなー」など、
何にでもくっつけて使えるので、憶えておくとたいへん便利な言葉です。
でも逆に、ボキャブラリーが貧困になるのも否めません。
お気をつけて・・・。
なんでもかんでも、ゴッツイの一言で片づくので、
「ゴッツイ美味しい」「ゴッツイオモロイ」「ゴッツイエエ感じ」などという表現が、
大阪では氾濫している。
何がどのように、美味しいのか、面白いのか、良いのかが、
具体的にわからないのである。
国語教育的に言えば、いかがなものか、という状況といえなくもない。
ゴッツイ罰則あり。 恐ろしい・・・ で、この鹿児島に、大阪の表現が・・・
ですです