測量山を含む周辺一帯は、都市計画“測量山緑地”として市民に親しまれ、また、野鳥の宝庫としても知られています。面積は119.5ヘクタールあり、緑地内には植物が約500種、動物は野鳥類のほか、昆虫類が豊富で青少年の自然観察の場となっています。市街地の近くに、このような緑地が保存されているところは、全国でもあまり多くありませんので、今後とも自然環境の保全につとめなければならない地域です。山頂の展望台のほか、唐松平には野外ステージ、199人テーブル・ベンチ、シンボルツリーのハルニレ、さわやかトイレ(サンクチュアリートイレ)などが周辺の自然にマッチするように整備されています。
頂上からの展望は360度の大パノラマで、昭和6年6月、この地を訪れた歌人、与謝野鉄幹・晶子夫妻は、次のように歌っています。(このときの天候は霧のようです)
「わが立てる 即涼山のいただきの 草のみ青き 霧の上かな」 鉄幹
「燈台の 霧笛(むてき)ひびきし さびしけれ 即涼山の 木(こ)の下(もと)の路」 晶子



















