「ベレーに口髭、黒シャツ、黒靴、全身黒でキメた、
このルッキングッドなムッシュ・ノワール」
独特な声、相棒のように奏でるギター。
寺田町さんのライブは舞台がはじまるような
気配に似て、ドキドキスル・・・
「喉本が体が小刻みヴィブラートし、揺れる歌の
言葉の奥に風が吹き、ギターつまびく指先から
赤い閃光が飛び散り、熱い空気でおおわれた会場
は男のワンマン・サーカスのテントの中。
そのテントの中で、孤独な闘牛士のように昨日の
思い出と格闘し、あるいは優しい笑顔のペテン師
のように希望を切り売りし、またある時は居直っ
た堕天使のように傷だらけの夢を吠えるように
歌い、と変幻自在に男は姿を変えながら、自分
の歌の世界に人々を巻き込んでいく。」
ライブが始まると同時に、寺田町ワールド
に、皆、いとも簡単に引き込まれてしまいます
・・・
そんなすてきなライブを経験してみませんか・・・
秋の月夜の晩に、寺田町さんの歌声が貴方の
胸の奥に響くと思います・・・・・
*「寺田町with橋本潤」のCDのライナーノーツ
より、室屋憲治氏の文章を一部引用させて
いただきました。
BLUES'BAR AZ AZUSA