こんばんは。風邪でのどが非常に痛いあつしです。


先日、何も知らない素人がプロに言いくるめられて契約したとしても、

法律がある程度守ってくれる、みたいな話があり、お金の世界では

この感覚が全く通用しないと書きました。


身近に例があります。


よく金融商品などのパンフレットに「右肩あがりのグラフ」が掲載され

ています。このグラフを見ると「どんどん増えるんだ」みたいな感じ

がすると思います。これにはすぐに気づかないといけない点、つまり

「知らないといけない点」があります。


それは、「右肩あがりのグラフ」になるように作っている。もしくは、

「右肩あがりのグラフ」がかけるような点にフォーカスしている。

その可能性が非常に高い。ということです。


プレゼンなどをよくされる方には常識だと思いますが、ある数値の

推移をグラフ化するときは、目的にあったグラフが作れるのです。


例えば、ある企業の年間利益が1年目100万円、2年目200万円、

3年目は300万円とします。


この場合、「利益額」を基準としたグラフをつくると「右肩あがり」に

なります。では、「前年からの増加額」をグラフにするとどうなるで

しょうか。毎年100万円アップなので「平行なグラフ」ができます。

では、「前年に対する増加率」をグラフにするとどうでしょうか。

2年目は前年100万が200万になっているので増加率は100%。

3年目は200万が300万になっているので増加率は50%。


あ・・・「右肩下がり」になってる・・・

当然、金融機関はそんな「右肩下がりのグラフ」はパンフにはのせ

ません。「なんか、増えなさそう」だからです。


もちろん、今のご時世、毎年利益額が上がっているだけでもすごい

のかもですが。


金融機関はこういうことをするのに何の抵抗もありません。

なぜって、「数字の論理的な考え方を知らないほうが悪い」というこ

とになっているからです。


なので、上のような例でも、決して「利益の増加率は毎年半減して

いますが・・・。」なんて口がさけても言いません。


購入見込みの人が、「上がってるなぁ」と「勝手に判断」してくれれば

それでいいのです。各種バブルの崩壊などで、金融機関も「絶対に

値上がりしますよ」とかは怖くて言えません。なので、購入見込みの

人が、「勝手に判断して、いいと思い込んで購入した。」という状況

を作る必要があるのです。そうさせる資料はなんでも作ります。


怖いですねぇ。


もし、金融機関などで上記のような「よくわからない商品」を勧められ

たら、ずばりこう聞いてください。


「あなたはその商品を買って(利用して)いるんですか?」


これに「いや私は・・・」とか言う人と、そんな商品は絶対No!です。


長いお話お付き合いありがとうございます。