下中桑太郎です。

鹿児島県吐噶喇、屋久島での開発記録です。

 

お世話になったのは明日丸・林船長。

ジギングメインでカンパチと大型根魚を狙います。

今回のテーマは、プライベート釣行での当時開発中のスイムライダーショート295g、IRONRANGE新シリーズ、鉄ジグ屋のテッパン開発になります。

 

 

NatureBoysジギングロッドシリーズは、IRON WILLシリーズを始めとしたヘビージギングロッドが充実してきているものの、オーソドックスなジギングロッドとしてIRONWHIPシリーズに替わるものが必要とされました。

 

また、キレ良く動かせるスイムライダーショートのヘビーウエイト版300g前後をテストしました。

 

 

今回、テストロッドを含めてロッド数が多いため、ロッドケースに積載量が必要なものの、鹿児島空港からのプロペラ機では長物が乗せられない。そこで、ロッドケースエア1447にできるだけコンパクトに詰め込むことにしました。

 

 

雲仙・普賢岳の威容を眼下に見ながら、鹿児島空港から屋久島へ。

 

 

 



 

 

 

屋久島空港で無事ロッドケースエア1447を受け取り、島バスで安房の港へ向かう。

この日お世話になるのは仲間が予約してくれた志保さんへ。

 

DAY1

 

1日目、安房の港から出港。まずは吐噶喇中之島方面に向かいます。

 

 

水深100〜150m前後からスタート。

IRONWILL536にSTELLA18000HG、ジグはDEEPROBBER600gクマノミカラー。

 

速めのワンピッチジャークに早速ヒットしたのは小型のカンパチ。

さらにスマと続きます。

 

2枚潮が強くなってきたところでIRONRANGE 5104のPE4号タックルに変更。

SwimRiderShort295gをボトムから高速でジャカ巻きからのワンピッチのコンビネーションに反応してくれました。

 

 

 

【Swim Rider Short295g】

IRONRANGE 5104SpinningにSwimRiderShort295gの組み合わせは、PE4号クラスでキレの良い初期入力を入れられるため、とても使いやすく感じます。

 

この日はこのセッティングがハマり、同クラス数尾をキャッチ。

小さくても元気にファイトしてくれるカンパチの引きは楽しいですね。

 

 

この日は、吐噶喇方面の天候が思わしくなく、トカラ富士を望みながら屋久島の宿に戻ることに。

 

 

DAY2

 

2日目は、南種子方面に向かいます。

 

実釣開始からすぐに仲間が良いサイズのカンパチをキャッチ!

体高があるカンパチの魚体は格好良いですね。

 

 

そしてここから船内で一気にトリプルヒット!

1尾はバレてしまったものの、上がってきたのは良型のマハタでした。

 

 

 

ヒットジグは、SpinRiderDeep360gとCurrent Rider300g。

いずれも良い面構えの迫力ある魚でした。

 

その後、GTポイントでキャスティングを試みますが、潮向き悪く不発。

 

 

スローピッチで攻める仲間が貴重なスジアラ系をキャッチするのみ。

この日は燃えるような夕日に見送られて屋久島に戻りました。

 

 

 

 

DAY3

 

 

この日は屋久島近海のみに限られましたが朝からドラマが待っていました。

 

初日にトラブルがあった仲間に根掛かりのようなとてつもない重量感あるバイト。

ベイトタックルをローギアに切り替えて、一気に距離を縮めるファイト。

海面に姿を見せたのは巨大なハタ系。

 

 

なんとチャイロマルハタの20数kgオーバーでした。

 

 

 

屋久島近海にはロマンが詰まっていますね!

 

しばらく船内ではエビスダイやマダイなどが姿を見せます。

 

 

その後、さらに潮向きが悪くなり6ノット近いスピードに。

潮切れの良いPE4号タックルでどうにかといった感じですが、まるでダム下の激流の中でジギングしているようです。

 

そして、完全に取り残されていた私にも待望のヒット。

今回の釣行を通して頼りになっているIRONRANGE 5104にSwimRiderShort295gのセットアップです。


 

 

何か掛かりが悪いような感じ。

さらに激流に押されて抵抗感が半端ない。

じっくりと距離を詰めて上がってきたのは良型のマハタでした。

 

ROD:IRONRANGE5104 Spinning

REEL:STELLA SW14000PG 

LINE:AIRBRAID WILDEIGHT PE#4

JIG:鉄ジグ、Swim Rider Short295g 

 

 

 

 

林船長、最後まで諦めず、積極的な流し替えで釣らせてくれてありがとうございます!

 

 

【鉄ジグ屋のテッパン】

 

 

 

最終日の夜、仲間と宿の軒先でBBQ&鍋をすることに。

釣った魚と、仕入れてきた肉を離島で焼いて食う。

 

 

※鉄ジグ屋のテッパンは肉を焼くのに最適な板厚6mmの試作3号を使用しました。

現在は、ハーフタイプの試作4号が発売中です。

 

今回も、船長と一船一会の仲間のおかげでの最高の遠征となりました。

 

 

TACKLE DATA

ROD:IRONRANGE 5104 SPINNING

REEL:SHIMANO STELLA SW14000PG

LINE:AIRBRAID WILD EIGHT PE#4

HOOK:IRONHOOK HS5/0

 

ROD:IRONWILL536WPS

REEL:SHIMANO STELLA SW18000HG

LINE:XBRAID ODDPORT #5

HOOK:IRONHOOK TS5/0

 

JIG:SwimRiderShort295g、WiggleRider300g、SwimRider260g、DEEPROBBER500g、600g

RODCASE

RODCASEAIR1447 OLIVE

 

 

 

 

今回、潮が複雑な状況のため、スイムライダーショート295gが活躍しました。

全長が短いため小回りが効き、旋回性能が高いため速潮の中で使いやすいためです。

潮向きが良ければ、フォールが効くウィグルライダー、速潮を貫くSwimRider260g、シルエットと水押しでアピールするDEEPROBBERなどが使い分けできると思います。

 

ぜひ、南方遠征の際にお試し下さい。

 

(下中 桑太郎)