別室での特別指導を終えた帰り道。
河野「あー、長い3日間だったわー。」
ボク「あんなアブラゼミみたいな顔した奴と3日間も過ごした俺達を褒めたい。」
ひで「そーだよ、毎日ミンミンやかましいんだよ。」
ボク「その鳴き方はミンミンゼミだろ?」
ひで「細かい事は気にすんな、そんなのだからモテ無いんだよ。」
ボク「お前バカだなー、細かい事に気付ける男がモテんだよ。」
河野「ふーん、詳しく聞かせてもらおうか?」
ボク「例えば髪切ったねー、だとか少し痩せたねーだとかそういうのに気付けるって事だよ。」
ひで「なるほどなー、例えばお胸が成長しましたねーとか」
うん、アウト。
河野「あの日が来たんですねーとか?」
お前に関しては論外。
ボク「くたばっちまえ。」
そんないかにもモテない内容の話をしていると遠くから
「おぉーーーーーい!」
ひで「あ、たくまだ。」
たくま「お前ら!!すげー事になってんぞ!」
「ん?何が?」
たくま「なんか新井(生徒指導)の覗きを止めるために3人で殴りかかったんだって!?」
「えぇぇぇ、なんじゃそりゃ!」
僕達はこの時初めてこの1人歩きしている噂の内容を知ることになったのです。
なんせこの3日間は僕達3人と先生にしか会ってはならず友達と会わないように下校時間をズラされ謎の脇道から帰らされていたので外の情報が全く入ってきません。
ただ噂の内容が内容なだけに
「つまりヒーローってことか。」
「うん、これはモテる。間違いない。」
「女子のピンチを救った3人の新入生ってわけだ。」
たく「いやー、それなんだけどさ。なんか3年の先輩達が活きのいい1年が入ったって探し回ってるらしーよ。」
河野「それはもしかして女子か?」
たく「いや、眉なし金髪、短ランのイカしたお兄さん方。」
「えぇぇぇ。学校行きたくねぇ。」
次回、打倒3年生編スタート!
