読書リスト(2)に「グイン・サーガ108 パロへの長い道  栗本薫」を追加しました。
1979年から現在まで発行され続けている超長編小説の正伝108巻。他に外伝が20巻あり、合わせると128巻にもなります。大雑把に言うと、「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻、といったところです。

タンポポさんのところで感想のTB集をやっています。
いろいろな人の感想を読むことが出来ますよ♪


WARNING! 以下、ネタバレを含みます。注意!!
『感想』

ゴーラの追手から逃れてグインたちは妖しい城に迷い込む。グインに魅かれて集まる妖魔の根城なのか?

ひさびさのSFチックな話。グイン・サーガって元々はSFでファンタジーじゃないことを思い出した(笑)。
今回の妖魔(?)はグインをどうこうしようという悪意が無く、楽しく宴会を開いたりしたりする。世界の謎の一端をうかがわせるが全般的にはグインとその一行の道中記の1エピソードという感じで、物語への直接的な影響はあまりなさそう。一番のトピックはマリウスが素晴しいキタラを手に入れることが出来たことだろうか(笑)。

グイン一行はいよいよクムの街中に入っていき、グインの特異な容貌が旅の障害になっていく。
この巻の最後はなかなかの地獄のヒキになっている。