読書記録に「魔王ダンテ  永井豪」を追加しました。

 高校生の宇津木涼はヒマラヤに封じられた「魔王ダンテ」を助け出してしまう。その最初の犠牲者として喰われてしまうが…。

 永井豪が「デビルマン」を描く前の作品でその原型でもある。「神」対「悪魔」の構図なのだが「善」対「悪」ではないところがすっきり(?)している。「デビルマン」が曲がりなりにも正義のヒーローであるのとは対照的。
 この作品はキリスト教国じゃ絶対受け入れられないだろうなぁ。