「すいません bigi!」

なにやら透君からの悲愴な叫び

「なんでしょうか?」

「あなたへの声無き声が届いてるんだけど 今一度開口してもらえませんか?」

開口したいのはやまやま、ただその浅はかな自我はこの先の再起に支障をきたすかもしれない。

ここは毅然と断ろうと思った。

でも

透の叫びの奥底には…

「未来も大切 されど今このときを逃すことは 未来以前」


透君の叫びと

この間視聴した映画の詩作品が蘇り

今一度だけ追伸することに…





。。。。。。





●サヨナライツカ、
2010年1月23日 公開
監督 イ・ジェハン
製作総指揮 キャサリン・キム
製作 シム・ジェソプ
ファン・ヨンサン
脚本 イ・ジェハン、イ・シンホ、イ・マニ
原作:辻仁成
音楽 ソ・ジェヒョク
主題歌 中島美嘉「ALWAYS」
撮影 キム・チョンソク
配給 アスミック・エース
製作国 韓国

CAST
真中沓子・・・中山美穂
東垣内豊・・・西島秀俊
尋末光子・・・石田ゆり子
木下恒久・・・マギー
安西康道・・・須永慶
山田夫人・・・川島なお美
桜田善次郎・・加藤雅也


【ラストシーンでの詩作品】


いつも人は
サヨナラを用意して
生きなければならない
孤独は
最も裏切ることのない
友人の一人だと思う方がよい
愛に怯える前に
傘を買っておく必要がある



どんなに愛されても
幸福を信じてはならない
どんなに愛しても
決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って
人生を彩り飽きさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間
消えてしまう氷のカケラ



サヨナライツカ



永遠の幸福なんて
ないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて
いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき
愛されたことを思い出す人と
愛したことを思い出す人に
わかれる



私はきっと愛したことを思い出す




。。。。。。




『声なき声』





生命には限りがあり


一つ一つ


一刻一刻と


大切な時を刻み


例えそれが


哀しみや傷であろうとも


受け入れ難くとも


惑い


満たされずとも


天は


貴方を見放さず


受け止め


貴方を見守るでしょう


だから


涙という雫を


こぼしても


大空をまた舞う


ように


立ち上がる日が


訪れる



その日まで


羽を休め


時を待つのでしょう





作/namihei




。。。。。。



追録



『サヨナライツカ』




サヨナラ

その言葉の意味を

いつも

探していた





サヨナラ

その言葉の訳を

いつも

探していた





いつか

サヨナラの意味を

知ったとき





いつか

サヨナラの訳を

知ったとき





わたしは

また

あなたを愛するでしょう





サヨナラの意味に

サヨナラの訳に





あなたへの愛は

きっと

わたしの中で

永遠になる





作/Ruy





。。。。。。



『最後から二番目の恋』
フジテレビ系列で2012年1月12日から3月22日まで、『木曜劇場』(木曜日22:00 - 22:54)で放送されたテレビドラマ。主演は小泉今日子、中井貴一(ダブル主演)。全11回。

あらすじ
入社当時思い描いた、温かい家庭、恋愛、これからの人生への期待。しかし、あの頃より遠い未来の現在、思い描いていた理想とは程遠い独身生活を送っていた吉野千明(小泉今日子)は、老後の為に、いま流行の古民家を借りて住むのも良いかも、と軽い気持ちで鎌倉まで下見に行った先で、市役所勤めをしている50歳の独身男性・長倉和平(中井貴一)と出会い…。遅すぎた運命が動き出す…。

見どころ
○恋愛は年齢じゃない!さまざまな経験を重ねてきた“大人”のラヴストーリーがある!
○長倉家の面々(坂口憲二×内田有紀×飯島直子)の執拗な嫌がらせに耐え、「加齢なる試練」を乗り越え、いつしか「華麗なる結末」を迎えることができるのか?!

スタッフ
脚本:岡田惠和
音楽:平沢敦士
演出:宮本理江子、谷村政樹、並木道子
プロデューサー:若松央樹、浅野澄美(FCC)
制作著作:フジテレビ

主題歌
浜崎あゆみ「how beautiful you are」(avex trax)

キャスト(主要)
吉野 千明 (45) - 小泉今日子
長倉 和平 (50) - 中井貴一
長倉 万理子 (35) - 内田有紀(幼少期:久家心)
長倉 真平 (35) - 坂口憲二(幼少期:内田陸斗)
長倉 典子 (45) - 飯島直子
長倉 えりな (11) - 白本彩奈



【ラストシーンでのナレーション】

寂しくない大人なんていない。
人生はいつか終わってしまうことに
大人は気づいているから。
その終わりは
誰とも分かち合えないから。
だから
楽しい時には思いっきり笑いたい。
悲しい時にも
思いっきり泣きたい。
どちらも大切な時間だから…

寂しくない大人なんていない。
だからこそ
寂しさを埋めるために恋をするのはやめよう。
恋がなくたって
素敵な人生は絶対あるはずだ。
月並みな言葉だけど
前を向こう。
ちゃんと生きてることが一番大事なんだ…
そう思う。
人生って
自分の未来に恋することなのかもしれない。
自分の未来に恋していれば
きっと楽しく生きてられる。

46歳
独身。
人生への恋は、まだ終わらない。
もし
これから
誰かと恋をするとしたら
それを最後の恋だと思うのはやめよう。
次の恋は
最後から2番目の恋だ。
その方が…
人生はファンキーだ

恋をあきらめないことは
人生をあきらめないこと。
異性への恋、
そして友達への恋、
仕事への恋、
自分の好きなことへの恋…
そして
人生への恋。
恋に年齢は関係ない。
素直におおらかに楽しもう…
その方が人生おもしろい!