親愛なる諒さんが
切なさ過ぎるってことで、少々エピローグを脚本風に書いてみます。
・・・・・・
ムービー『二分の一プラス十年』を観終わって、
涙いっぱいためて、諒が。
「ねぇ あなた ティッシュある?」
「え~ 持ってないんか?」
「ウ・・ ウン、忘れた!」
「ほんまに!?」
こいつの能天気なところは相変わらずだけど、
感受豊かなところで、いつも帳消しにしている。
「はい どうぞ!」
「ありがと!」
周りをきにすることなく、勢いよく鼻をかんでいる。
ようやく、落ち着いたのか、例のごとく、感想を聞いてくる。
「やはり距離は心の距離に勝てないの?」
「切なさ過ぎる!」
泣き止んだと思ったら、またまた涙いっぱいためて。
「あなた!もうひとつティッシュある?」
「はいはい! どうぞ!」
「ありがと!」
「ねぇ どう思う?」
・・・・・・
「うーむ、ほんと、切な過ぎるね」
「確かに、このときの二人は、距離に負けたかもしれないね」
「たださぁ、二人は深追いせずに」
「負けを認めて撤退したんじゃないのかなぁ?」
「もし、このまま深追いしたら、せっかくの二人の愛が臨終するから」
「末永く生きていくために、撤退したんじゃないのかなぁ?」
「恋は終わったけど、愛は残ったんじゃないのかなぁ?」
「諒がさ、いつぞやお寿司屋さんでさぁ!」
「俺が、いただきますも言わずに」
「さすが、ここの刺身は新鮮で旨いなって言ったら」
「耳元で、注意してくれたことあったやろ」
・・・・・・
「あなた! お魚さんの命に失礼でしょ!」
「命を頂くんだから、欠かさず」
「いただきますと、ごちそうさまは忘れちゃダメ!」
「それと食べ物にはいろんなひとの功があって」
「食べれるんだから、そんな人たちにもね!」
・・・・・・
「そのときにね、確かに人って」
「いろんな失敗や犠牲の上で成り立っていて」
「その先に、なにかわかんないけど」
「光明が待ってるように思うんだけど」
「おそらく、この二人の未来には、この経験が」
「息づいていると思うよ!」
「切なさすぎれば過ぎるほど」
「糧にして生きていけばいくほど」
「天は微笑んでくれるって・・・」
「だから、二人の切なさに 一緒に泣けて」
「俺たちも幸運だね」
・・・・・・
「そうだね」
「二人の尊い恋の犠牲のおかげで」
「恋は終わったけど、愛は生き続けてるんだね」
「二人の恋に、ご馳走様でした」
切なさ過ぎるってことで、少々エピローグを脚本風に書いてみます。
・・・・・・
ムービー『二分の一プラス十年』を観終わって、
涙いっぱいためて、諒が。
「ねぇ あなた ティッシュある?」
「え~ 持ってないんか?」
「ウ・・ ウン、忘れた!」
「ほんまに!?」
こいつの能天気なところは相変わらずだけど、
感受豊かなところで、いつも帳消しにしている。
「はい どうぞ!」
「ありがと!」
周りをきにすることなく、勢いよく鼻をかんでいる。
ようやく、落ち着いたのか、例のごとく、感想を聞いてくる。
「やはり距離は心の距離に勝てないの?」
「切なさ過ぎる!」
泣き止んだと思ったら、またまた涙いっぱいためて。
「あなた!もうひとつティッシュある?」
「はいはい! どうぞ!」
「ありがと!」
「ねぇ どう思う?」
・・・・・・
「うーむ、ほんと、切な過ぎるね」
「確かに、このときの二人は、距離に負けたかもしれないね」
「たださぁ、二人は深追いせずに」
「負けを認めて撤退したんじゃないのかなぁ?」
「もし、このまま深追いしたら、せっかくの二人の愛が臨終するから」
「末永く生きていくために、撤退したんじゃないのかなぁ?」
「恋は終わったけど、愛は残ったんじゃないのかなぁ?」
「諒がさ、いつぞやお寿司屋さんでさぁ!」
「俺が、いただきますも言わずに」
「さすが、ここの刺身は新鮮で旨いなって言ったら」
「耳元で、注意してくれたことあったやろ」
・・・・・・
「あなた! お魚さんの命に失礼でしょ!」
「命を頂くんだから、欠かさず」
「いただきますと、ごちそうさまは忘れちゃダメ!」
「それと食べ物にはいろんなひとの功があって」
「食べれるんだから、そんな人たちにもね!」
・・・・・・
「そのときにね、確かに人って」
「いろんな失敗や犠牲の上で成り立っていて」
「その先に、なにかわかんないけど」
「光明が待ってるように思うんだけど」
「おそらく、この二人の未来には、この経験が」
「息づいていると思うよ!」
「切なさすぎれば過ぎるほど」
「糧にして生きていけばいくほど」
「天は微笑んでくれるって・・・」
「だから、二人の切なさに 一緒に泣けて」
「俺たちも幸運だね」
・・・・・・
「そうだね」
「二人の尊い恋の犠牲のおかげで」
「恋は終わったけど、愛は生き続けてるんだね」
「二人の恋に、ご馳走様でした」