イラストレーター村田峻治の日常 -89ページ目

『ハンナ・アーレント』

『ハンナ・アーレント』観てきました。





封切りから3ヶ月経つのにほぼ満員だったのは驚きでした。

それだけ興味の有る人が居たという事でしょうね。

物語の中核になっている『現代には絶対的な悪は存在せず、凡人による悪(悪の凡庸さ)こそが問題である』という彼女の持論は説得力がありました。

アイヒマンは20世紀最大の殺人者であるのは間違いないが、彼そのものはただの凡人なのだ。

彼にとってユダヤ人を抹殺するという事は単なる書類仕事であって、良心が痛む事すら無く思考停止状態だったのだと。

ある意味、真面目で平凡な人間こそアイヒマンの様になりかねないと警鐘を鳴らした事によって世界から糾弾された彼女の物語は、今だlからこそ見る価値があると思う。