イラストレーター村田峻治の日常 -674ページ目

マジ泣いちまったよ・・・【ガチ☆ボーイ】

この映画、ポスター写真に騙されちゃいけません。

【ガチ☆ボーイ(2008)】
アニメーター村田峻治の日常-ガチ☆ボーイ

イタリアのウディーネ・ファー・イースト映画祭コンペティション部門に招待され、見事グランプリを獲得した作品です。

◉ショボイ試合で客も湧かせられない北海道学院大学のプロレス研究会。

ある日そこに大学一の秀才として有名な五十嵐良一(佐藤隆太)が入部してくる。

事有るごとにポラロイド写真を撮り、メモに書き留めている彼は2ヶ月経っても簡単な段取りすら覚えられない。

マリリン仮面というリングネームでデビュー戦を行うが

段取りを無視して気絶するまでガチンコの試合をし、最後には相手が根負けして勝ってしまう。

そこに妹の茜(仲里依紗)が現れ、試合相手の大久保とマネージャーの朝岡(サエコ)に

彼が司法試験に受かった直後に事故で高次脳機能障害になり、寝て起きた後は事故後の出来事は全て忘れてしまうという事を告げる。

主人公が記憶障害という事を告げるネタばらしは結構早いです。

しかし、この映画の本質はその後に有ります。

ストーリー自体はベタで予定調和ですが

それ自体は付録の様なもので、人が生きている証について深く描いている作品になっています。

どんなに素晴らしい経験をしても、出会いをしても、朝起きた時に全て忘れていたら?

その経験を日記に記して毎日読み返し、日に日に朝記憶しなければいけない事が増えていく

でも、翌朝には全て忘れてしまう。

家族を含めた周りの人達はそれを全部覚えている訳で、そんな良一を見ていて辛くなってくる

ストーリーは学生プロレスリーグのチャンピオン選手チームがHWAとマリリン仮面を挑戦者に指名して

最後にその試合を戦うというベタな展開です。

ですが、ベタだからこそ本質的な事をお客に問いかけ易いのであって

記憶が無くても身体にアザや傷が残っていれば生きているのを実感出来る

良一がプロレスに生きる意味を見いだすのはよく分かります。

ラスト前に事故で弁護士になってくれるという期待を裏切られてすれ違いになっていた父、恒雄(泉谷しげる)が

良一の部屋で日記を読み壁に貼られた写真を見る辺りは胸を締めつけられる様な気持ちになりました。

こういう映画にひねりやパンチが足らないって言う人には

ハッキリ言って


ベタで何が悪い!?

ひねくれた映画見たいの?

感受性が弱いんじゃないだろうか?

って言いたいですね。

佐藤隆太の衒いのない演技が『ROOKIES』(TBSドラマ)もそうでしたけどハマってます。

ちょっと久しぶりに胸焦がす気持ちになり、かなり涙腺緩みました。

ポスターは軽い映画みたいでちょっと中身と違うなあと思いましたが(笑)

騙されたと思って観て下さいよ。

オススメ!グッド!

2012なんて見るくらいなら、これでも借りて観た方が良いすよ(笑)

【ガチボーイ予告】