イラストレーター村田峻治の日常 -505ページ目

生きる事、死ぬ事、それを受け入れる事【私の中のあなた】

私の命は、オーダーメイド。

姉の命を救うために生まれた。


【my sistre's keeper(私の中のあなた)2009】
アニメーター村田峻治の日常-私の中のあなた

アナ(Abigail Breslin)11歳

白血病の姉、ケイト(Sofia Vassilieva)を救うために

臓器を提供するドナーとして”創られて”この世に生まれてきた。

幼い頃から姉のためにあちこち身体を切り刻まれてきたアナ。

愛する家族のためなのだから当然と疑わなかった母サラ(Cameron Diaz)はある日、衝撃的な知らせを受ける。

『自分の身体は、自分で守りたい。もう、姉のために腎臓移植の手術を受けるのは嫌。』と告訴したのだ。

病気と闘いながらも幸せに見えた家族に訪れた、突然の出来事。

何故、アナは突然大好きな姉を救う事をやめる決心をしたのか?

裁判を続けるうちに、サラはアナの行動の真相を知ることになる。


素直にイイ映画でした。

まあ、泣けますね。

監督・脚本は『Face/Off 』等に俳優として出演し

監督として『ジョンQ』『きみに読む物語』等を手がけているNick Cassavetes

彼の父は『アメリカインディペンデンス映画の父』と呼ばれている

名優にして監督のJohn Cassavetes(監督作『グロリア』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞)


当初この映画はElle FanningDakota Fanningの実の姉妹が演じる事になっていたが

姉のDakota Fanningが坊主になる事に難色を示し降板。

結果的にはそれが良かったと思う。

あの二人だとキャスティングにけれんみが付きすぎてしまうので。

代わりに主人公の妹アナを演じたのは、同じく天才子役の呼び声も高く、傑作『Little Miss Sunshine』

史上4番目の若さでアカデミー助演女優賞にノミネートされた事もあるAbigail Breslin

彼女で良かったです。

この映画は終わりまで割と淡々としています。

モノローグも関わっている人達が順に入れ替わり、時間軸も交差しています。

邦題は感動の物語の様ですが

もっと深い映画です。

姉のケイトはいずれ必ず死ぬ運命にある。

そして廻りの家族達はそれに贖い続けていたが、いつかその事を受け入れる時が来るのだ。

自分も身内を癌で失っているが、最期をどう受け入れるか、どう看取るのか、観ていてよく分かりました。

人はいつか死ぬ。

いつまで生きるのか、それは誰にも分からない。