宝くじ?
努力ってなんだ?
ど-りょく 【努力】
《名》スル ある目的のために力を尽くして励むこと。「~が実る」「たゆまず~する」「~家」
誰もが一度はしたコトあるんだろうけど、だからといってそれが実る訳じゃない。でも、何かを成し遂げたり、ちょっと無理してでも欲しい物を買うためにしたりする。
自分が何を望むかによって、その労力も変わってくるけど、それが大きくなればなる程、より大変になるわりに報われる可能性も減っていく訳なんだ。
例えば、平凡な人生を送れればいいと思ってるのなら、何かのハンディキャップでもない限りは周りと同じことをしていれば良いんですよね。
でも、それがプロスポーツ選手になりたい。プロのアーティストになりたい。会社の社長になりたい。映画俳優になりたい。となれば、それ相応の努力が必要になってくる訳でね。まあ、人並み以上にセンスとかがあれば何の努力もしなくても端くれくらいにはなれるかもしれない。
でも、それが”一流の”となれば話は全然違ってくる。
そうなると実は中途半端なセンスなんて、殆ど役にたたなくて、人並み以上にどころか、大変な思いをして貧乏に耐えたり、身体を痛めつけたり、嫌になるほどの基本練習の反復とか、地味なことまで色々としなきゃいけなくなる。
でも、労力が大きいわりに叶うかどうかも判らなくなってくるんですよね。そこで大半の奴らはドロップアウトすんですけど、その時に大体決まって、「僕(私)には才能がありません。」って言うんですよね。
大体ね、プロになる時点で、子供の頃からクラスで一番絵が上手いとか、歌が町内で評判になるほど巧いとか、野球部のレギュラーだったとか、全国大会に出たことがあるとか、そんな連中がプロの世界に入るんだから、才能がないわけないんですよ。
結局、才能なんて言葉を本人が口にするのは、大抵の場合、本人が努力してこなかった事に対する言い訳なんですよね。
ここからは、自分が絵描きなんで、そこの話になってくるんですけど、何の努力もしてないヤツに限ってセンスセンスって言いますね。
大体、ある程度上手な絵を描くだけならセンスは要らないんですよね。画力ってのは技術ですから、嫌になるほど沢山の絵を、考えながら描いてりゃ、誰でも絵は上手くなるんですよね。
前にギター習ってた時に「皆、どうやったら上手くなれますか?って聞くんだけど、その時は一万回弾けば誰でも上手くなれるよって答えてる。」って言う人がいたけど、その通りだと思うんですよ。
センスってのはその先に上乗せされるもんで、「この絵は良く分からないけど好きだ」とか「凄く気持ちのイイ絵だな」とか「この色彩がいいよね」とかそういう物なんですよ。
だから、自分の能力を雑巾みたいに搾って、搾って、もう搾りかすも出ない状態になった時にモノをいうのが本当の才能とかセンスってヤツなんですよ。
自分は作品を作る時に入る会社で、ボランティアでよく若い子達を教えるんだけど、中にはやっぱり「自分には貴方みたいに才能がないんで」とか、そういうヤツに限って自分の半分も絵を描いてない、作業してない、モノを知らない。他にも、こっちが「オレの半分の量でいいからやってみな」って言っても「そんなの無理ですよ!」ってね・・・
そもそも成功した人、例えばイチローとかタイガー・ウッズとかミハエル・シューマッハとか、そういう人達は自分で『ボクは才能があるから成功した』なんて言いませんよね。
むしろイチローなんかは『天才扱いは心外だ』みたいな事を言ってますね。
だから、自分で下らない限界を設定する前にまずやってみて欲しいですね。
でも、成功した人と全く同じことしたからって同じ様に成功する保証はないんですよ。例え同じ様な才能やセンスがあってもね。
結局、最後にモノをいうのは【運】なんですけど、それって【宝くじ】と一緒なんですよね。【宝くじ】ってのは当たるとデカイけど、滅多に当たらないし、身近にそんな人そうそう居ないですよね。でも、確実に当たる人はいる訳で、前にビートたけしさんが本で言ってたんですけど、要するに”努力”するって事は”宝くじ”を買うのと同じ事なんですよね。
よく、「宝くじなんてどうせ当たらないから、買わない」って言うけど「どうせ自分は才能がないから、努力なんてしても無駄」ってのと全く同じ事なんですよ。
でもね、成功したいんなら頑張って”宝くじ”買い続けるしかないんですよね。
買ったからって成功するとは限らないですが。
今まで日記なんか書いた事のない自分がBlogなんて始めて、たまにこんなコラムめいた文章を書いたりするのも、その内シナリオを書き直さなきゃいけないとか、ここ数年映画をDVDとはいえ人一倍観てるのも、他のスタッフに『もの凄い物知りですね』とか言われるくらいになってきてるのも、いざ演出もやらなきゃいけないとか、『監督やれ』と言われた時にオタオタしないようにしとこうと思ってやってるだけなんですよね。
そんな機会がくる事はないと思ってるし、出来ればそういう事にならない方が面倒くさくなくてイイんですけど、やっぱり一応人生の【宝くじ】は買っておこうと思ってるんですよね。
ど-りょく 【努力】
《名》スル ある目的のために力を尽くして励むこと。「~が実る」「たゆまず~する」「~家」
誰もが一度はしたコトあるんだろうけど、だからといってそれが実る訳じゃない。でも、何かを成し遂げたり、ちょっと無理してでも欲しい物を買うためにしたりする。
自分が何を望むかによって、その労力も変わってくるけど、それが大きくなればなる程、より大変になるわりに報われる可能性も減っていく訳なんだ。
例えば、平凡な人生を送れればいいと思ってるのなら、何かのハンディキャップでもない限りは周りと同じことをしていれば良いんですよね。
でも、それがプロスポーツ選手になりたい。プロのアーティストになりたい。会社の社長になりたい。映画俳優になりたい。となれば、それ相応の努力が必要になってくる訳でね。まあ、人並み以上にセンスとかがあれば何の努力もしなくても端くれくらいにはなれるかもしれない。
でも、それが”一流の”となれば話は全然違ってくる。
そうなると実は中途半端なセンスなんて、殆ど役にたたなくて、人並み以上にどころか、大変な思いをして貧乏に耐えたり、身体を痛めつけたり、嫌になるほどの基本練習の反復とか、地味なことまで色々としなきゃいけなくなる。
でも、労力が大きいわりに叶うかどうかも判らなくなってくるんですよね。そこで大半の奴らはドロップアウトすんですけど、その時に大体決まって、「僕(私)には才能がありません。」って言うんですよね。
大体ね、プロになる時点で、子供の頃からクラスで一番絵が上手いとか、歌が町内で評判になるほど巧いとか、野球部のレギュラーだったとか、全国大会に出たことがあるとか、そんな連中がプロの世界に入るんだから、才能がないわけないんですよ。
結局、才能なんて言葉を本人が口にするのは、大抵の場合、本人が努力してこなかった事に対する言い訳なんですよね。
ここからは、自分が絵描きなんで、そこの話になってくるんですけど、何の努力もしてないヤツに限ってセンスセンスって言いますね。
大体、ある程度上手な絵を描くだけならセンスは要らないんですよね。画力ってのは技術ですから、嫌になるほど沢山の絵を、考えながら描いてりゃ、誰でも絵は上手くなるんですよね。
前にギター習ってた時に「皆、どうやったら上手くなれますか?って聞くんだけど、その時は一万回弾けば誰でも上手くなれるよって答えてる。」って言う人がいたけど、その通りだと思うんですよ。
センスってのはその先に上乗せされるもんで、「この絵は良く分からないけど好きだ」とか「凄く気持ちのイイ絵だな」とか「この色彩がいいよね」とかそういう物なんですよ。
だから、自分の能力を雑巾みたいに搾って、搾って、もう搾りかすも出ない状態になった時にモノをいうのが本当の才能とかセンスってヤツなんですよ。
自分は作品を作る時に入る会社で、ボランティアでよく若い子達を教えるんだけど、中にはやっぱり「自分には貴方みたいに才能がないんで」とか、そういうヤツに限って自分の半分も絵を描いてない、作業してない、モノを知らない。他にも、こっちが「オレの半分の量でいいからやってみな」って言っても「そんなの無理ですよ!」ってね・・・
そもそも成功した人、例えばイチローとかタイガー・ウッズとかミハエル・シューマッハとか、そういう人達は自分で『ボクは才能があるから成功した』なんて言いませんよね。
むしろイチローなんかは『天才扱いは心外だ』みたいな事を言ってますね。
だから、自分で下らない限界を設定する前にまずやってみて欲しいですね。
でも、成功した人と全く同じことしたからって同じ様に成功する保証はないんですよ。例え同じ様な才能やセンスがあってもね。
結局、最後にモノをいうのは【運】なんですけど、それって【宝くじ】と一緒なんですよね。【宝くじ】ってのは当たるとデカイけど、滅多に当たらないし、身近にそんな人そうそう居ないですよね。でも、確実に当たる人はいる訳で、前にビートたけしさんが本で言ってたんですけど、要するに”努力”するって事は”宝くじ”を買うのと同じ事なんですよね。
よく、「宝くじなんてどうせ当たらないから、買わない」って言うけど「どうせ自分は才能がないから、努力なんてしても無駄」ってのと全く同じ事なんですよ。
でもね、成功したいんなら頑張って”宝くじ”買い続けるしかないんですよね。
買ったからって成功するとは限らないですが。
今まで日記なんか書いた事のない自分がBlogなんて始めて、たまにこんなコラムめいた文章を書いたりするのも、その内シナリオを書き直さなきゃいけないとか、ここ数年映画をDVDとはいえ人一倍観てるのも、他のスタッフに『もの凄い物知りですね』とか言われるくらいになってきてるのも、いざ演出もやらなきゃいけないとか、『監督やれ』と言われた時にオタオタしないようにしとこうと思ってやってるだけなんですよね。
そんな機会がくる事はないと思ってるし、出来ればそういう事にならない方が面倒くさくなくてイイんですけど、やっぱり一応人生の【宝くじ】は買っておこうと思ってるんですよね。