気の進まぬまま母の部屋のクローゼットに足を踏み入れて愕然としてしまった。ほんの数年前にここへ移った時にはこれから先のことを考えても荷物は父と合わせてもクローゼットがスカスカなほど最小の荷物だったはず。なのになのに今や母のものだけで溢れかえっている。しかも、晩年には袖を通す事もなかった昔の重たい服ばかり。
一体全体、足が思うようにならなかったはずの母はどうやってこの沢山の服を運んできたのか?
ーまったく やってくれるなあー。ふと母の軽快さやいたずらっぽさを思い出して笑い出してしまったー
この荷の多さを反面教師にしようと心に決めていた私だが欲深い凡人ゆえいつの間にか物は地道に増えつつある。あーこれも改めて整理に努めよう。
5年程前に、近いうちに着物ライフに切り替えたいと考えていた。その理由はまたこの次の機会に書くとして、誰にも邪魔されぬ今は本当にそれを実行できる絶好のチャンスなのではないか?目の前にその夢が叶うことを嬉しく直視しつつ、今は朝が寒くて着物を着る元気がないなーなどと、往生際の悪い私である。