上野東京国立博物館で開催されている「中尊寺金色堂」展へ行って来た。
会場は広くない。平泉から運ばれた宝物の量はそれほど多くないから、飽きさせず、最大限に国宝を味わえるレイアウトにしたのだと感じた。音声ガイドは量、質と共に大変有難い内容で、このガイドがあるからこそ充実して楽しめる。現地のお寺の雰囲気が味わえるお経も流れてくる。
入ってすぐの8KCGの金色堂の映像は予想通り素晴らしかった。阿弥陀三尊像、持国天立像、増長展立像は横からも、後ろからも見ることが出来る。展覧会でしか体験できない。
その後一緒に展覧会へ行った友達とランチ、ケーキを食べながら、2杯のコーヒーを飲みながら、「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅」という、描かれた建物の線をよくみると、全て金字で書かれた字で完成されているとんでもない国宝について驚き合いながら、近況を報告し合った。好きなことが全て詰まった素敵な日だった。