肺がん Ⅳ期 全身ガンと深呼吸とネコと

肺がん Ⅳ期 全身ガンと深呼吸とネコと

肺がんステージ4 転移が認められ全身癌確定のaround50の挑戦、ネコと嫁さんに癒されながら頑張る日々

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ナポリたんの妻です


主人は体調不良の時に更新が休む事が無いようにと
記事をストックし毎日0時にアップされる
予約投稿を利用してたので

昨日の「何もない日とネコ画像」は
何も書くことがなかった時の為にと
最後にストックされてた記事でした。

主人の予約投稿が全て終わりましたので
私、妻からのご報告をさせていただきます。

私は文章を纏めるのが得意では無い為
長くなると思いますがご了承下さい。




令和2年5月2日に主人は永眠いたしました。



自宅に戻った1日の夜に呼吸困難を起こし
本人はしばらく呼吸を整えようとしてましたが
苦しさは増す一方で

訪問看護師、訪問医、本人の判断から
病院へ受診する事に

夜間の救急搬送だった為
呼吸器内科の主治医が居らず
救命医から私に

「緩和で退院したならこうなるって
    主治医から聞いてませんか?
      何故病院へ来たんですか?」

と聞かれ
コロナの影響でホスピスに転院ができなかった事
本人は帰宅するのを怖がっていたが
何かあったら訪問看護師と訪問医の指示の元
病院へ連絡をしてくれれば
全面的に受け入れますと
主治医に言われている事などを話し

呼吸器内科の病棟へ
主人を受け入れて貰いました。

救命医の言ってる事は分かるんです
救命は助ける命を受け入れる為にある場所

緩和で在宅ケアに入った患者は
救急車を呼ばずに自宅で看取って欲しいと
思われてる事

穏やかに旅立てるなら自宅で看取る覚悟でしたが
呼吸困難起こしてもがき苦しんでる人を目の前にして
その時が来るのを待つなんて出来ませんでした。

病棟に上がってからは
とにかくこの苦しみを取って欲しいと
レスキューの回数を上げてもらい
まだ呼吸はキツそうでしたが
落ち着きが戻り眠ってるようでした

病院はコロナの影響で面会禁止でしたが
病棟から病院へ許可をとってくれて
付き添わせていただけました。

落ち着いてるのに話しかけて起こしてしまうと
また苦しみを与えてしまうので

握り返される事の無い手を握り
苦しい時間が長かったねー
大丈夫だよここにいるからねーと
軽く腕をさすってました。

レスキュー投薬から2時間後に一度目覚めてしまい
苦しさから暴れてしまった時に当直医が
「大丈夫、またお薬入れるからね
    奥さん左手握ってくれてるよーわかるー?」

と聞かれ、うんうんと頷いてくれました。

薬が効き眠りについてしばらく経ち
血圧が下がり始めたので
もしかするとこのまま目覚める事無く…
可能性ありますと言われたので

苦しみたく無いのが本人の希望です
もうこれ以上苦しんで欲しく無いので
このまま起きずにで構いませんと伝え

通常ならここで親族に連絡を入れ
皆んなに来てもらうそうですが
今は来てもらっても病院の中へ入れないので

連絡だけして自宅待機してもらいました。

モルヒネが効いてても
見た目呼吸は荒く苦しそうに見えてたのが
急にゆっくりと呼吸をしだし
目を開けることはありませんでしたが
口と舌が動き何かを伝えようとしてました。

呼吸困難で苦しい思いをしてしまいましたが
最後は優しい顔で穏やかに旅立つ事が出来ました。


看護師さんなども貰い泣きをしてくださり
旦那さんはなかなかナースコールを押してくれず
夜間見回りに行くとベッドの上にうずくまり
痛みに耐えてる方でしたと

痛み止め使いましょうか?と聞いても
まだ我慢出来るから大丈夫と
なかなか痛み止めを使ってくれず
何度も促してやっと
じゃぁ使ってみようかな?と言われる方でしたと

もっと私たちナースを頼って良いんですよ
奥様も頼って欲しいと思ってると思いますよと
声をかけたら
じゃあ退院後に嫁さんに甘えてみようかなって
言ってましたよと教えてくれました。


本来治療する人を診る病院なので
がん患者の看取りはしない病院なのですが

コロナの影響からホスピスにタイミングが悪く
移れなかった主人を最後まで診ていただき
こんな状況下で付き添いもさせていただき
主治医ならび病棟の皆様には感謝しかありません。

本当にありがとうございました。

去年購入した樹木葬の管理会社に連絡を入れ
主人を迎えに来てもらい
葬儀場は決めてなかったので
ひとまず安置所付きの葬儀場へ移動となり

途中、自宅に寄ってもらい
仕事場にも寄ってもらい
新横浜の安置所へ向かってもらいました。

着いて景色をみて気付いたのが
安置所から大きな道路挟んで斜め前は
22年前に結婚式を挙げた式場があり

2人の出発点だった式場の斜めに
2人の到着点になる場所があるならと
そのままこの場所で 葬儀をする事にします

何度もコロナの影響と書く状態になりますが
葬儀もコロナの心配から沢山の方を呼ぶ事が出来ず
お通夜は無しで8日に家族葬にて相営みます。

主人がまだ若いという事もあり
お会いしたかった方は多いでしょう
お焼香とお顔見せの時間作りましょうか?と
葬儀場のはからいで
葬儀の前日7日の15時〜18時の3時間の間
集まらずに少人数ずつお越しいただければと
時間を作っていただきました
とてもありがたいです。


主人はブログを通じて皆さんの投稿に
励まされてました

がん発覚の時に治る見込みは無いので
延命治療になりますと言われてから
本当に良く頑張りました。

もし私だったらこんなに頑張れてないと
思います。

闘病生活一年半お疲れ様

27年間一緒にいれて私はとても幸せでした
貴方に感謝しかありません ありがとう

居ないのはとても寂しいですが
痛みや苦しみから解放されたと思うと
本当に良かった


主人は体調が悪くコメントを返せないと
とても申し訳ないと最近コメントを閉じてましたが

最後になるのでコメント解放させていただきますね



皆さま本当にありがとうございました。


愛する貴方へありがとう