괴물
グエムル
先ず、タイトルが良いよね。
聞いた事無いけどもどっかで聞いた事あるような"名前"
恐ろしいようで、でもどこか可愛げもあって。
出てくるモンスターに関してはどっちかって言うと、
『ぬめろろん』とか、
『ボラロレロ』とか、
そんな感じです。
因みに、韓国語ではそのままの意味で『モンスター』です。
2006年の映画なのでもう今から10年前の映画ですが、
数あるモンスターパニック系映画の中では結構上位にくるくらいに好きですね。
単純に天宮が思うこの映画の良い所を上げると、
・絶望的では無い。
モンスター自体は肉食で人を襲いますが、
何だか見た目は可愛げがあり、体長も5mくらいなんで何か勝てそう。
※因みに看板で戦いを挑む外人がいます。
・家族vsモンスターの図式
今まではどっちかって言うと『特殊部隊』とか『ヒーロー』とかが王道で、
ハリウッドだと『大学の仲間』とか『旅行ツアーの参加者』とかが多いですが、、
なーんて事ないごく一般の家庭の家族が、
大した武器も無い中、家族を取り戻すために奮起する。
ここが当時は斬新だった気がします。
・韓国らしさが無い。
韓国らしさって何?と聞かれると難しいんですが、
ぶっちゃけてこれはどの国で作っても面白いものです。
韓国だから…とかって話では無いので、世界中でウケたんだと思いますし、
そういう作りが出来たって意味では、
臨場感もちゃんとあり、何より登場人物に愛着がわきます。
・所々、無駄にカッコいい。
ある種『ダサい』と思われるような演出が、とても格好良くって愛おしいです。
どこか『サバイバルゲーム』を彷彿させるような、、、
『火炎瓶』『アーチェリー』『闇ルートで仕入れた怪しい拳銃』。。
そんなんで悠然と戦う家族が、逆にとてもカッコいいです。
…『韓国が嫌いだー』『良く解んないけど韓国ムカつく』
とか、ネットの情報だけを鵜呑みにして在りもしない薄っぺらい愛国心振りかざすバカヤロウ共に、
『つまんない事言ってないで、取り合えず1回これ観てみ?』って言ってあげたい。
韓国映画って面白いの多いっすよ。
放物線を描くように
何だか、歌詞みたいで気持ち悪いけども、
人生は放物線だそうです。
環境、才能、健康、、、持って生まれたものを基礎に、
知識、経験、技術、、、様々なものを育たせながら生きていくのですが、
やはり人間も生き物なので、
その全てがどこかをピークに落ちていくんだと思います。
『オス』という生物で考えると、
身体のピークは30代半ばですね。
でも性欲のピークは10代後半でしょうか。
逆に『メス』という生物は、
身体的には子供を産んだ後は落ちていく一方だと聞きますが、
性欲のピーク(一番気持ちいい時期)は20代後半~30代半ばでしょうか…
とある情報では女性の性欲は死ぬまで上がってくという話も聞きますが。
…話が下ネタ一直線になりそうなので戻しますが、
じゃあ、アーティストのピークはいつでしょうか。
ピークというか…
絶頂期というか。
勿論、身体的なものもあるでしょうよ。
『昔の方が踊れたなー』とか『最近声が出なくなってー』とか。
でも60代だろうが素晴らしいアーティストは沢山居ますし、
若者よりも全然動けるオッサンが居たり、
不思議な世界です。
でも唯一言える事は、
放物線が落ちるタイミングは、
『諦めたとき』でしょうね。
天宮は『こんなもんか』ってのが嫌いです。
それで散々痛い想い、ツラい想いをしてきましたが、
どんな時でもこれだけは自分のポリシーっつーか。
『やるなら出来るだけとことん!』という心情で物事に取り組んでいます。
どんな小さいライブも、
どんなにギャラが寂しい仕事も、笑
『後悔の無いように』と、ブチ当たっています。
いや、そりゃあノーミスってのは難しいし、
そうは言いながらも後悔の連続ですよ。
でも、ブサイクでも良いから、
『妥協点』はギリギリまで翳めさせておきたいんす。
天宮という人間は、
放物線じゃなく、上昇していく物で在りたい。
ピークなんて要りません。
常にピーク、がモットーです。
でも、人生は難しいです。
天宮もある視点では大人でしょうが、
ある視点ではまだ子供です。
大人はズルいです。
仕事はズルの連続です。
自分が『真っ当な人間だ!』とは胸はっては言えないですが、
『ズル出来たもん勝ち』みたいな風習は腐れば良いと思います。
恐らくは時代の流れが生んだ『反面教師』なんでしょうが、
やっぱり気持ちが良い人間と仕事がしたい。
気持ちが良いやつらと作品が作りたい。
それはやっぱり、
天宮自身が『ズル』に抗って、
『気持ちが良い人』で居る事なんだろうなと思います。
いつかきっと最高の仕事を…
じゃなく、
いつだって最高の仕事を…
でございます。
誰に向けてでもないこの文字の羅列が、
ネットの流れに載る事によって、
誰かが元気になったら良いなと願います。
天宮を信じろ!