今日で7年。

もう7年か、とも、まだ7年か、とも思わないなんとも言えない気持ちです。きっと7年前の自分がこんなに生きてるって知ったら絶望どころじゃ無いだろうな、なんて考えたり。


事件をきっかけに人がもっと大嫌いになり、怖くなり、信用してはいけないと強く思ったことを最近よく思い出すというか、当時の心情を考えていました。


恨んだ人は数知れず。

当時は沢山の大人の言動にも傷つけられたなと思い起こします。そんな恨んでいた大人という存在に、いつのまにか自分もなって。余計に生きていることが嫌になります。


事件さえなければ、数えきれないほどそんなことを考えます。言い訳にするつもりもないし、言い訳にしないように気をつけながらこの7年間とにかく必死で生きてきました。でも、事件さえなければ、そう考えずにはいられません。


とにかく悔しくて悲しくて、不安で、なぜ私がこんな思いしなければならないんだろう、なんて今も書きながら思わず考えてしまいました。


少年犯罪は加害少年が少年法によってまるで守られているように感じるから、その憤りや怒りも大きいですが、被害者が未成年であるということは、その子がいずれ大人になるときにも、トラウマと共に大きな壁にぶち当たるということをもっと知ってほしいです。


男の人が怖いという気持ちを常に抱えつつ生活するのはとてつもなく大変でしんどくて、大人になったからこそ、就職や将来のこと、医療費のことなど、自分でなんとかしなきゃいけない問題や不安が増えるように感じます。


いつか幸せになれるときが来るとも思わないし、今もあいかわらずこの苦しみから解放されたい気持ちでいっぱいだけど、今年は惰性で生きたような気もします。


遡ってみると、毎年同じことを書いているけど、それでも自分に「お疲れ様。今年もよく生きたよ」そう言いたくなります。


あと何回この日を過ごせば、泣かずに過ごせる日が来るのか、そもそもそんな日なんて一生来ないかと余計に絶望してきました。


今年はいつになったら少しは気持ちが落ち着くのだろうかという不安もありつつ、ここまでにしておきます。


2023/9/29 杳 あの日死んでしまった私へ