NHK職員3人が証券取引委員会からインサイダー取引の疑いがかかったことを受け、NHKは事前に届け出をした職員以外の株取引を認めない規制策を検討していることが分かった...........≪続きを読む≫
元NHKの池田先生のブログを見て、大体問題を把握した。
NHKでは、ニュース記事を各局で共有するためネットワークを組んでいたが、
設計時にはアカウント管理などしていなかった。
そのため、今回のような経済事件になりかねない情報は、事前にネットワークには
アップせず紙原稿でやり取りするというアナログな方法で対応していたようだ。
それが、ネットワーク化が進むにつれて、ローカルルールが失われていき紙原稿が
使われなくなり、ついに全情報がだれにでもアクセスできる異常な状況ができていた。
そして今回の事件。
NHKが取り組まなければいけないのは、職員にたいする株取引の禁止ではなく、
ネットワークへのアカウント認証の導入と、情報に機密度を設定、レベルごとにアクセスできる人を制限し、
誰がいつ度の情報にアクセスしたかを記録するシステムを構築することだ。
これは、ネットの隆盛で、情報が流出しやすくなった現状、
どこの企業、組織も取り組まなければならない問題だ。
もっとも重要な情報は紙でやりとりすると言うのは、
アナログだけど確実性が高いので導入の価値はあるかも。
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