実は、②の最後の写真は入口のフェイク!(笑)なんてことでしょ~
15歩ほど離れたこちらが本当の入口です。年季入ってます。(実は映画の美術スタッフの手になるものです。「赤ひげ」ふうだそう)
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黒澤・・・そうです!世界のクロサワ、黒澤明監督ゆかりのお店ですよ~
しゃぶしゃぶのお店かと思ってたけど、おそばが中心なのかな。
もともとは黒澤監督お気に入りの料亭だったそうですが、ちょうど亡くなったころに閉めることになったところ、黒澤監督の親族から監督の記念館のようなものを作れないかという話があり、このお店ができたそう。なので、まだ創業14年とのことです。
お店のお兄さんが、そんないきさつをたくさん話してくれました。
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外に置かれたメニュー。お店に入ると、正面に黒澤監督が。店内暗くてよく見えませんが(笑)

まず入口で、「おそばですか?コースですか?」と聞かれました。
まだよく決め兼ねてたんですけど、おそばだと1階の椅子席に、コースだと2階の個室のお座敷に通されるそう。
ほぉほぉ。。。そりゃあ、お座敷に行かねばなりません!せっかくですもの。
築60年、料亭の面影をそのまま残したお座敷だそうですから!
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階段がかなり急ですけど、黒澤監督の映画のポスターがあちこちに飾られています。
内外装は映画の美術スタッフさんが手がけられたそう。いかにも映画のセットみたいな作りです。

そして小さい個室に通されました。いい感じ~ほぼふたり用にひひ
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場所柄、政治家の方々の利用も多いそうですけど、これは秘密が守られるわ。
なんかね、お店に入って一番に思ったことは、従業員が多いってことなんです。男性ばっかり。
ここでお忍びデートしてても、絶対大丈夫そうですよー爆弾

私たちがいただいたのは梅コース2310円。先付はあん肝。八寸(懐石料理の肴盛り合わせ)はどれも手の込んだ美しいものばかり。左上から時計回りに、根菜のチップス、銀杏とむかごの焼き物、柿の胡桃あんかけ、鯖寿司、半熟卵・・左下のはなんだったか忘れました(爆)お豆?(もちろん裏ごしして形を整えたもの)甘かった。
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おそばはかなりコシがあって、顎が痛くなるまでよく噛まないと!くらいの硬さ(笑)でも美味しかったデス!
デザートがまた美しい!左からいちじくのコンポート、栗のクレープ、葡萄のシャーベット。
葡萄のシャーベットなんて、1/4に切って間にクリームが挟まってるのよ!意味わかるかな。ひと粒に見えるけど、実質葡萄半個なんです。芸が細かい!

特におそばが固くてゆっくり食べたせいもあるでしょうけど(爆)量的には見た目ちょっと少なめでもお腹は満足した感じ。男性なら、おそばをもう1枚おかわりするといいかもしれません。

見た目も堪能しながら、まったり上品においしくいただきましたが、難点を言うと、ちょっと寒いのよ・・堀ごたつ式のお座敷で、足元にはホットカーペットが敷いてありましたけど、まだ電源が入ってないみたいで、1時間くらいで足元から冷えてしまいました。
日本家屋って、こんなんですよね。仕方ない。

私たちの個室担当の感じのいいお兄さんにお願いして、下の広いお座敷も見せていただきました。
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ひとり1万円ほど~宴会できるそうですよ~いかがかしら?