

終わってしまった催し物の話で申し訳ないんですが、エジプト展行ってきました。
展示物は考古学的に見て貴重なものばかりだそうですが、
何にもわからない私が見ても、素晴らしい芸術だなと思えるものが多かったです。
でもなんといっても古代エジプト人の死生観が面白かったな。
その人の精神とか魂的な存在の精霊 『バー』 と 『カー』。
バーとカーは永遠の存在で、それらはミイラに戻ってくる。
ミイラさえあれば故人は永遠に不滅。
そんなわけで古代エジプト人は一生懸命ミイラを作ったわけですね。
ミイラ作り職人が居たり、そのための道具、現代の医療用具に近いものまであったんだそうな。
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親しい人を亡くしてしまった経験は誰にでもあると思いますが、
故人の身体がそこに存在している間は、ありえない事だと思いつつも、
もしかしたら明日の朝は目を覚ますんじゃないか、
なんて、希望的な幻想にとらわれた事、ありませんか?
亡くなった瞬間はもちろん悲しいですが、
同じぐらい悲しいのは火葬場で故人の身体とお別れし、
本当にこの世から失われてしまうんだという事が実感できてしまった時。
身体が無くなってしまえば、もう万が一にも生き返らないし。
古代エジプト人が技術を結集して身体を保存し、
故人の精神&魂は永遠に生き続けるんだと考えたのは、
とてもよく理解できるような気がします・・・。
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少し重い話題になってしまった様な気がしたりしなかったり。
そんな時はこちらをどうぞ。

ちなみにミュージアムショップは、まるでエジプト物産展!?なオモムキになっていた事を
ご報告して、終わりにいたします。 盛況でしたよ。