さてさて
気になるブータンのドラッグ事情についてなのですが
最近では、いろいろな所で合法となったり芸能界のニュースになったりとずいぶんと身近な言葉になってしまったかのような「大麻」
日本では兎角、神格化されがちな薬物のひとつですが
ブータンでは大麻は雑草の如く道端とかそこらじゅうに生えています
もうビックリするぐらいに
ブータンの人たちもその草がマリファナというドラッグであることは知っていますがあまりにも身近にありすぎてその辺の雑草と変わらず
吸おうとする人はそんなに居ないそうです
ティンプーのベジタブルマーケットへ行ったら
大麻の種が薬用としてキロ単位で売られていて衝撃を受けました
ティンプー市内に夜景がきれいに見えるスポットがあって
夜中に行った事があるのですがその日も多くの現地の人たちが
夜景を観に来ていたのですがその横で若者たちが
なにやらモクモクとなんて光景も良く目にしました
友達にみんなもやるの?って聞いたら
「マリファナなんてやるのは子供のうちだけだよ」って笑ってたっけ
そんな大麻が身近にあるブータンで今、若者の間で蔓延し
社会問題になっているのがタブレット型の薬物です
おそらくMDMAのようなものに近いと思われるその薬物は
インドから大量に密輸されています
近年、社会問題化し取り締まりの厳しくなっているこの薬物ですが
インドとブータンの国境で密輸しようとして逮捕される人が
後を絶ちません
捕まれば終身刑なのに・・・
日本で仲の良かったブータン人の友達が
ブータンに行ったときに会いに行ったら薬物で廃人のようになっていた
そんな現実も実際に見てきました
ブータンは本当に幸せの国なのか?
ブータンという国の中で疲弊していく若者たち
次の記事では、そんなブータンの光と闇に焦点を当てていこうと思っています