大高真のブログ

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合気道家・整体師・4児の父が、日々の気付きを綴るブログ。

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合氣道の伝統的な稽古方法は、「見て真似る」。

先生が技を行い、生徒はそれを見て真似る。
なかなか簡単ではないが、近づこうと模索することに意味がある。
「学ぶ」原点は「真似ぶ」にある。

ところが、この伝統的な稽古法は、
物や情報を与えられることに慣れている人、
特に現代っ子には受け入れ難いことが多い。
自ら「技を盗む」という程の気概が求められるからだ。

得てして、やりたくない稽古は長続きしない。
かと言って、「楽しく優しく丁寧に」だけでは、
炭の芯に火をつけることはできない。

そこで、『仮審査』という制度を設けてみた。







審査とは、合氣道の技術をどの程度修得できているかを指導者が判断するもの。
一定の技ができれば、何級、あるいは有段者(黒帯)となる。

それを、稽古中にお互いに評価し合うのが『仮審査』だ。

他の生徒が行っている動作が、自分の理解と一致しているか。
そもそも自分の理解が正しいかなど、自ずと眼差しは真剣になる。

実際に、『仮審査』によって教室が変化してきた。
互いに評価し合うことで、仲間との交流が深まり、
全員で高めあう一体感が生まれた。
何よりも、自ら「真似ぶ」意欲にスイッチが入った。

守るべきものを守り、時代に応じて変えるべきことを変える。
伝統的な稽古法に革新的な仕組みを取り入れる。

教室は、指導者の挑戦の場でもある。


大高真