この夏のクソ暑い日、裏通りのサクラが伐採されることになった。すでにもう100年以上にもなるらしいのだ。毎年うららの日満開の花を咲かせる。夏にはセミの声が聞こえ、秋風が吹き、冬はじっとしていて開花の春を待つ。そんなソメイヨシノがなくなるのはかなりキツイ。ずっと幼少の頃から見守つてきた「またここで会えなくなるっwもうそんな年になっちまったのかっ?」そんな思いをよそに大樹は、真夏の太陽のもとで今も静かに見守つてくれている。。