#今日の平積 「いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて」(著 フランシーヌクリストフ ... #今日の平積 「いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて」(著 フランシーヌクリストフ 訳 #河野万里子 #岩崎書店 ) 6〜12歳という幼い頃に強制収容所暮らしを体験し生きのびた少女の日記のような記録。人間はどこまで残虐になれるのだろうかと胸を痛めずにはいられない。フランシーヌの「小さい子たちにあんなに酷いことをする人たちも、夜、自分の子どもたちには、優しい笑顔でキスするの?」という言葉が重い。 幼い頃に見る風景は#夜と霧 のような本とまた違う視点で読めて興味深い。 そしてこんなに過酷な暮らしの中でも、自分自身ではなく子どもたちを守って生きている母親がいるという一文に、お腹がキリキリした。 原題は「特権的な少女」。痛烈な著者の皮肉なのか、それとも本当に特権的だったのか。 ブックハウスカフェさん(@bookhousecafelove)がシェアした投稿 - 2017 Aug 11 8:02pm PDT