某浄土系のご住職様から態々「ご丁寧」にも、大変不躾なメッセージを頂戴しました。いわく、現世利益というのは極楽往生を遂げる事のみであって、それ以外は不要であり、そんなことを弘めているのは、佛道から外れたものである、というご趣旨でした。

 

 偏向的な教学で知られる某宗は、病気平癒や開運などの普通の現世利益を毛嫌いします。反面、俗化した欲望に満ちて行動するのも彼らの内に多いのですが、こうした「大徳」方は弥陀佛の恩恵に浴しているから、俗世間の欲に塗れても最終的には「救済される」のでしょうね。

 

 葬儀で荒稼ぎして俗化した生活をして、門徒には現世利益を否定し諦めさせ、必要なときには、本来はキレイな言葉「お布施」を悪用して、お金をせびり取って、自分たちは裕福に暮らす。という「素晴らしい」「佛道生活」を送っておられる「大徳」方には、病気やお金で苦しむ衆生の気持ちなんて分からないのかも。

 

 また、文章自体も「高レベル」だったので一読しただけでは愚僧には中々理解できませんでした。さずが宗門の「高レベル」な大学をご卒業されているだけあります。某国立大の博士号しか持っていない拙僧には「高レベル」過ぎてついていけませんでした。

 

 失礼ながら、馬鹿らしいので一々反論はしません。言い方は悪いですが、出世間の皮をかぶったエセにとやかく言われる筋合いはございません。拙僧は日々の生活の中で困っている人に、御佛の法を用いて方便力としての必要な現世利益を出来る限り取次ぎしているだけなので、「ご高説」は承るだけ承っておきます。

 

 既に「ご高説」は「拝聴」いたしましたので、これ以上のメールなどはご遠慮ください。執拗な場合には、法律家としての面を出して、必要な法的措置を徹底してとることになりますので、ご承知おき賜れば幸いに存じます。拙僧には拙僧の論理がありますので、真っ当な批評はともかく、下らない「批評」はご辞退を申しあげる次第です。恐懼再拝

 

【注記】この宗派には素晴らしい大徳方もおられます。一部の「大徳」をみて全体を否定している訳ではございません。また当記事は、返答を兼ねた特定の人に対する私的な批評であって、それを超えるものではございません。