■OP戦今季初戦
春が来た、つながるつながるタカ打線!
福岡ソフトバンクの強力打線が22日、
今季オープン戦初戦の西武戦(宮崎アイビー)からいきなり爆発した。
3回に下位打線からの3連打などで3点を先制すると、
5回には7番中堅の柳田悠岐外野手(25)が2死満塁からグランドスラムを放つなど
計11安打8得点と大暴れ。
伊原西武を圧倒した。
12球団トップの660得点を挙げた昨季以上の破壊力で、ライバルたちを蹴散らしていく。
■伊原西武圧倒
強烈なライナー弾が、右翼芝生席に突き刺さった。
2点リードの5回2死満塁。西武松下の内角スライダーを柳田が捉えた。
「真っすぐをバックスクリーンに放り込むイメージ。入ってラッキーかな」。
オープン戦本塁打王(6本)だった昨季に続く幸先良い一発に笑顔を輝かせた。
光ったのは、背番号44の豪快な一発だけではない。
ワンサイドゲームの口火を切ったのは、並のチームなら「安パイ」な下位打線だった。
3回に先頭の8番鶴岡が中前打で出ると、9番本多も右前打。
一、二塁とし、1番中村の右前先制打を呼び込んだ。
「バントと思ったら打てのサインだったので、
自信を持って送り出してくれた監督の期待に応えたかった。
つなぐ意識はもちろんあった」。本多が振り返るように、
昨季以上につながる打線になっている。
“李大浩効果”が打線全体に波及している。
昨季定まらなかった4番に収まって期待と重圧を一身に集める助っ人の存在で、
内川や松田ら主軸の負担が軽減。
自分が決めようというのでなく、つなぐ意識が打順に関係なく浸透した。
■緻密さが課題
内川は「自分が無理して打たなくてよくなった」と、3回1死一、三塁から四球を選択。
2死となって、長谷川が左前2点打を放った。
藤井打撃コーチは「どこからでもチャンスがつくれ、
どこからでも得点できる。
そうなれば相手に重圧をかけられる」とさらなる進化を見据える。
課題も残った。
主力投手不在の西武に対し、3回無死一、三塁で
今宮が三直、5回1死満塁では吉村が遊飛に倒れた。
昨季も大勝が目立った一方で、
1点差試合では17勝26敗。
「昨年1点差で負けている試合が多いのだから、
1点1点をしっかり取らないと。チャンスが訪れた直後の打者が打てば、
後が楽になる」。藤本打撃コーチは確実に進塁させるチーム打撃の徹底を求めた。
反省点を差し引いても、
破壊力抜群の新生ホークス打線。打ちまくった11安打8得点の内容に、
秋山監督は「打たないより打った方がいい」とうなずいた。
よりつながる2014年度版の接続率ナンバーワン打線を目指し、
ライバルたちをさらに震え上がらせる。
(末継智章)
=2014/02/23付 西日本スポーツ=