今日は『1分取引はなぜ勝てないのか?』
この重要テーマを考察します。
そして
バイナリーオプションの極短期取引が秘める魔のトラップから抜け出すヒントになることを目指します。
※ハイローオーストラリアでの「ターボ1分取引」を取り上げていますが「ターボ30秒取引」も同様な傾向を持っています。
<<目次>>
- 1.なぜ1分取引で安定的に勝っている人が少ないのか?
- 2.値動きがある程度読めていても勝てない恐ろしいカラクリ
- 3.濃淡のグラデーションは顕在化してはじめて判明する
- 4.精神的な打撃
- 5.値動きの緩急が崩壊を生む
- 6.特殊なボクシングとしてのバイナリーオプション
1.なぜ1分取引で安定的に勝っている人が少ないのか?
バイナリーオプションでも利益を出している人はいます。
しかし継続安定的に利益を出している人の多くは
『5分取引』 『15分取引』 『1時間取引』
など少し長めの取引なのです。
逆に
『30秒取引』 『1分取引』
で継続安定的に利益を出せる人は極端に少なくなります。
というか長い目で見たら皆無に近いのです。
この事実をどう受け止めるか?
ということなのです。
ときどきネットで
「自分は30秒取引、1分取引でいつも大勝ちしている」
と吹聴する人がいますが、ほんの数週間や数カ月の実績であることがほとんどで、ほぼ当てにならないものなのです。(※だまくらかすことが目的で大言壮語する人もいます)
2.値動きがある程度読めていても勝てない恐ろしいカラクリ
おおよその値動きの方向性が掴めていても1分取引では負け易いです。
つまり、『読めていても負ける』
という事実です。
これは
『約定拒否』
『スリップ』
『値動きの緩急』
『刈り取るような値動き』
の4大理由によるものです。
『約定拒否』されるために、絶妙なタイミングでエントリーできません。
1分以下の取引だと、エントリーチャンスは数秒以内なので、その肝心なところでブロックされると、勝ちようがなくなります。
エントリーボタンが受け付けられても、不利な位置まで『スリップ』して約定されると、不本意な負け易いエントリーとなって、さらに勝率が下がります。
練習ソフトを使ってエントリーの練習をする場合は、4本値(始値・終値・高値・安値)のデータから形成されるローソク足を使うので、リアル相場の値動きとは全く異なります。リアル相場のほうが『値動きの緩急』が激しく、ダマシ足として機能し易く、圧倒的に難度が上がるのです。練習で勝ててリアルで勝てないカラクリはここにあります。リアル相場では、ほとんど欺くためにローソク足は表情を変化させます。
後になってチャートを眺めると、勝って当たり前!と思えるチャートパターンが頻出しています。
にも拘わらず、そのときリアルで取引していると勝てないという現象が起こります。これはあとから眺めるローソク足は確定した足の連続であるため、ローソク足形成途中のジェットコースターのような上昇と下降のまるで『刈り取るような動き』が隠されてしまっているからです。実際に取引すると、1本のローソク足が形成されるまでの時間内の紆余曲折が激しく、ギリギリ負けを繰り返すことが多々あるのです。
3.濃淡のグラデーションは顕在化してはじめて判明する
『トレンド相場』と『レンジ相場』では値動きのルールが完全に変わります。
しかしその変貌は緩やかに行われ、明確な区切りはありません。
『トレンドとレンジの中間のような性質の相場』が続くこともあり、どちらの性質が強く出るかが判然としないため、どちらのルールを適用して良いか迷うこととなり、結果、負けを量産しがちになります。
『トレンド⇒レンジ』または『レンジ⇒トレンド』の変貌は緩やかなグラデーション(濃淡)の中で行われ、どっちともつかない相場の値動き性質によって、振り回されやすいのです。
4.精神的な打撃
1分以下の取引では、長めの取引に比べてエントリーチャンスが増えるので、取引回数も多くなりがちです。そしてとても重要なことですが、微妙な勝ち負けの取引を何十回、何百回と行うとだんだんと精神的に参ってきます。
例えば『約定拒否』でエントリーできなかった次のエントリーで『スリップ』が発生して負け、次のエントリーで『急な値動き』に翻弄されて負け、さらに次のエントリーで『惜しいところで値動きが逆行して刈られて』負け、さらに次のエントリーで『同値』で負けるみたいなパターンが続くとだんだんと疲弊してくるのです。
(※ハイローオーストラリアでは『同値』(引き分け)は負け扱いです)
そんな不運がめったに無いかと言うとそんなことな無く、こんな感じの連敗は1分取引以下のバイナリーオプションでは日常的に発生しているというのが本当のところです。
また、不運が重ならなかったとしても、0.001円単位(クロス円通貨の場合)の僅かな差で勝敗が決する取引を数多く繰り返すことでもメンタルは徐々に疲れてきます。
5.値動きの緩急が崩壊を生む
1分以下のミクロの値動きの中では、想定できないような急激な上昇と下降、または逆にほぼ値動きのない停滞状態がいつ起きても不思議ではありません。
この細かいレベルの値動きは指標発表(ファンダメンタルズ)とは別の軸でランダムに発生しているように見え、常に神経を研ぎ澄ませて、取引の優位性を狙っていかねばなりませんが、このような状態は必然的に相場側がいつなんどき仕掛けてくるか分からないため、極短期取引をしている者は常に不意を突かれたような格好となり、そこからペースを崩すことも多いのです。
6.特殊なボクシングとしてのバイナリーオプション
バイナリーオプションはボクシングのような競技とも言えます。
こちらが打ったパンチ(エントリー)がクリーンヒットすれば勝ち
こちらが打ったパンチが避けられたら負け
だから、ちょっと特殊なボクシングです。
しかしここで最重要なことがあります。
それは、バイナリーオプションでは
手数で勝負するボクサーでは勝てない
有効打で勝負するボクサーだけが生き残る
ということです。
ここで言う手数とはエントリー回数のことです。
沢山エントリーしても有効打が少ないならば、それは資金を減らす速度を早めている以外の何物でもないからです。
ここがスポーツのボクシングと違って、パンチ一発で比較すると必ず相手のほうが強いのです。
(例:1000円でエントリーして勝てば900円を得、負ければ1000円全部失うことからもこれは明らかです)
つまり、
パンチ力が自分より強い相手と戦うのがバイナリーオプションの本質なのです。しかも、打ったパンチ(エントリー)が外れたら、相手の強打を一発もらうのと同じ扱いになるルールです。
そんな中で、ヒットアンドウェイで手数だけ多くて有効打の少ないボクシングを展開したらどうなるでしょう???この恐ろしさが分かるでしょうか?
手数が多くて有効打が少ない = 相手の強打をその手数分もらう
という公式なので、論理的に絶対に勝てないことが証明されます。
結論としては、
極短期取引(1分以下)の利点に見えるエントリーチャンスの多さを活かした取引を行う場合、エントリー回数を増やしても、その分、相手の強いパンチをもらう回数を増やすことと同義なのです。
これがバイナリーオプションで極短期取引(1分以下)で勝てないカラクリです。
では勝つにはどうしたらよいか?
答えは上記の真逆になります。
『手数』を減らして『有効打』を増やす
これ以外にないです。
このようにバイナリーオプションの性質として、
① 値動きが読めているのに負けることが多い
② 値動きが他の時間軸の取引より読みにくい
③ 精神的に疲弊し易い
ため、バイナリーオプションで1分以下の極短期取引は大金を稼ぐには向いていないとも言えます。
大きく失う可能性があるところに大きく張るのは賢明では無いからです。
ただ、1分以下の極短期取引でも解決策が無い訳ではありません。
解決策としては、
① 不運続きも想定し大金でエントリーしない
② 値動きへの確信が弱いところで入らない
③ 精神的に疲れる前に決着をつける
この3つを同時に行う以外にないと思います。
①の不運とは、『約定拒否』、『スリップ』、『同値』などを意味します。
③の精神的に疲れる前とは、何十回・何百回も取引する前のことを意味します。
しかしながら、バイナリーオプションは、タネ銭作りには最適な取引とも言えます。
実質的には、上記の解決策①②③を同時に守りながら、『利益が最大で10万円になったら、その日の取引を止める』などのルールが必要と考えます。
※勿論、初心者・初級者は一日の最大利益を10万でなく、5千円とかから始めてもよいでしょう。
そうすることで、月収は最大でも200万くらいになるので、口座凍結などもされにくいでしょうし、あまり大きな野望を持たないほうが負けにくいとも言えます。
わたしはまだまだ毎日10万円の利益とは程遠いわけですが、理想を書けばそんな感じです。

