rkb今日感テレビ「Oの焦点」2011.4.22
「限界集落」4月21日付西日本新聞朝刊から引用
高齢化、過疎化により65歳以上の住民が半数以上占め、共同生活の維持が困難となっている「限界集落」が九州146市町村、1万5308集落の中で約7.3%に当たる2094集落となり、4年前の1.3倍となっている事が総務省の2010年度の集落現状調査によって分かりました。
また、住民全てが移転するなどで消滅した集落も17ありました。
今日は過疎地の厳しい現実「限界集落」化を改善する方法を考えてみました。
*限界集落
過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者となり住民同士の助け合いにより冠婚葬祭や地域内の保全・維持管理が困難な状況に陥っている集落。
呼び方も変えた方が良いと思います。
「元気界集落への道」
適事適所=限界集落は山間部や離島が多く、その周辺の集落も予備軍の「準限界集落」となっています。合併で町村役場が無くなり、満足な住民サービスも出来なくなっています。
それを解消するためには、適事適所(造語)です。
1. 住む=其々の集落の中で一番住みやすい集落(場所)に人(住民)を集めるのです。元々過疎化が進んでいるので空家は多い筈です。等価交換方式で移り住めば良いのです。
2.仕事=自分の畑・田んぼ・森林を解放し、皆のモノ(共有)するのです。
今までは其々が農機具を買い、小さな耕作地で営んでいた農業が、広大な土地(畑や田んぼ)で大規模に効率的に行なう事が出来るように成ります。また、マーケットニーズを把握した上で、その土地の気候・土壌にあった作物を育てるのです。新たなアグリビジネスが出来る筈です。
3.お金=便利の良いロードサイドで住民参加の道の駅の運営です。自分達が自ら作った美味しい作物や加工品を名物として販売します。結果、お金を得て、働く事で生きがいが生まれ、経済も元気、お年寄りも元気になって集落の活性化への道が開けます。
自分たちが生まれ育った家、苦労して建てた家を手放して、他に移り住むのは辛いことだと思います。しかし、税金を使っての行政サービスを公平に行う為には、各地に点在する限界集落を住む・仕事・金を生む・観光などと機能的に集約する事は住民にとっても良い事だと思います。
しかし、住民感情を考えると難しい問題です。