「何もなーい!!」
昨日、友人のギャラリー に立ち寄ったところ、二人の女性の先客がいた。
友人のオーナーを介して話が始まった。
ナミビア共和国「ケープクロス」・・・何もないところ・・・
・・・旅の話になった時、僕の頭にはナミビアの南氷洋に面した海岸とナミブ砂漠に挟まれた一軒のホテルが甦った。
海と砂漠しかないところ、。大きな空の下にあるところ、。地球の空気が感じられるところ、。・・・「怖いな・・・」二人の女性が呟く.。
・・・何もないところには、身体が自然に反応する(感じる)不思議な世界がある。
・・・間違いなくある。同じ太陽の光でも、普段では見えない色が見えてくる。同じ風でも風が運ぶ様々なメッセージを訊く事が出来る。
視覚・聴覚・臭覚・・・知覚と五感、。
僕の全ての肉体と精神の感覚が震え出す。
宇宙に浮かぶ電波望遠鏡の衛星よりも、もっと大きく羽根を広げ、僕の感性のレーダーが「何か」をキャッチする。
“何もない”は”いっぱいある”事を僕は知っている。
・・・旅に出ようかなぁ。