「マルタ/ローマの旅・・・イメージとは」⑤
イメージと恐ろしいものだ、。・・・フランスの海洋学者で冒険家でもあるジャック・マイヨールの潜った地中海のイメージを過度に膨らませ過ぎていた。
光り輝く地中海の海、。海中は明るい陽光が20mも30m以上も降り注ぐ、そこは透明度が50mを超す美しいシーブルーの世界。・・・溢れるほどの魚達がダイバーの吐く酸素の泡に踊る・・・そんなぁ、こたぁ、。なかった!!
確かに上(陸上)から覗き込む海は美しく透明度も高く見えるのだが・・・
潜ってみると・・・海の中の密林???雨季の終わったばかりのサバンナの雑草が覆い茂る状態だった、。透明度もプランクトンが多いのか??それとも???
あまり良くない、。せいぜい15mくらいか??? 魚も殆どいない、。ベラとカサゴと小さな魚たちが泳ぐ程度だ、。
ケーブが多いのがせめてもの救いだが、。。こんなに濁っていると大して面白くはない、。・・・ガイドはカサゴ○○○ワーム(海のミミズ、。ゴカイか?)を見つけると写真を撮れと合図を送るが・・・
でも、でも、ダイバー的には興味を引くところではないが・・・なぜか?なぜか?海の水がとても柔らくて優しくて塩分を含んでいるような感じを受けなかったのが、とても不思議だ、。「何でだろう???」
一時間弱の水中散歩だったが、。。。何だかとても貴重な経験を?体験をしたみたいで、。得した気分である。