レッスンがない間は、家でドレープを触ったり、色見本を触る以外に、
雑誌を見ながら、それぞれのファッションアイテムが
どのグループのものなのか、色合わせはどういうバランスなのか、
といったことを研究しています。
ドレープは、それぞれのグループ各30色で、合計120色ありますが、
代表色であって、すべての色ではないので、
ドレープにはない色が使われていたときに、
その色がどのグループのものなのか判断したり、
実際に、服になったときにどういう印象になるのかなどをイメージすることも大切な勉強です。
こうして雑誌で見つけたものは、切り抜いてレッスンにもっていくと、
一つ一つ、アシスタントの美智子さんが確認してくださいます。
そして、必ず、丁寧でわかりやすい解説で、間違ったところを教えてくださいます。
そうやって、単に似合う色だけを診断するのではなく、
色を見る目や配色など、実践で使える目を鍛えてもらっています。
そんな中、この色難しい!と悩んだのがこちら「トープ」
左側のバックの色です。
フランス語で「モグラ」を意味するそうで、そこから「茶色がかった濃い灰色」を意味する色。
最初は、オータムの色かしら?と思ったのですが、
グレーが入っているようにも見えるので調べてみると
ウィンターのベーシックカラーに活用されることが多いようです。
以前、オータムの切り抜きに入れてしまったこともそういえばあったような・・・
確かに、イエローベースのブラウン系の色と比較してみると、
黄みが足りないし、赤みが強い。
ということで、ブルーベースの方にお似合いの色でした。
隣の青色のバックは、サマーの青に一番近かったです。
そっか・・・・と思いながら同じ雑誌でもう一つ見つけたのは、こちらのパンツ。
商品説明ではブラウン(茶色)と表記されていますが、
こちらはサマーが得意な「ローズブラウン」でした。
トップスも、黄みがはいっていないホワイトなので、
グレーが得意なサマーさんがブラウンを取り入れるのに
参考になるコーディネートなのです。
こんな風に雑誌を見ていくので、
薄ーい通販雑誌を読むのにも数時間かかったりするのですが、
もともと雑誌を見るのが大好きな私にとっては
とっても楽しい時間。
カラーの勉強がつらくなった時の現実逃避になっています