重政紀元、宮崎健、堤恭太】千葉県の幕張新都心が久々に活況を取り戻しそうだ. 20日に日本最大級のイオンモールが開業し、長年の課題だったJRの新駅構想も具体化し始めた. 同じ東京湾ベイサイドである東京の臨海副都心、横浜のみなとみらい21地区との差を埋められるか? ■初日行列7千人 開業から2日目、初の週末を迎えた「イオンモール幕張新都心」. 前日はオープン前に約7千人が列をつくったが、この日も多くの専門店が始まる午前9時には、7300台収容の駐車場が混雑し始めた. 12万8千平方メートルと、商業施設として国内3番目の店舗面積を誇るフロアを、買い物客は、まるで巨大迷路を楽しむかのように歩きまわっていた. 日本初出店というデンマーク発の北欧雑貨店には開店と同時に客が駆け込み、すぐに100人以上の行列となった. 千葉県船橋市の女子大学生(21)は「広いけど目当ての店が固まっているので買い物しやすい. これまで幕張にはあまり来なかったけど、足を向けそうです」と声を弾ませた. 同県市川市から家族3人で訪れた主婦は「子どもが参加できる体験コーナーがいろいろあるので楽しみたい」と話した. 従来の買い物施設を超えた「体験型」が最大の売りだ. お笑いはもちろん、芸人がカルチャースクールも担当する吉本興業の劇場や、親子3世代でいろいろな仕事を疑似体験できるテーマパーク. スポーツの専門館では競技ごとに試技も可能だ. 末崎毅】政府は24日発表した10月の月例経済報告で、輸出の判断を2カ月連続で下方修正した. 輸出量が減るなど、輸出に勢いがなくなったためだ. ただ、それは一時的で、企業収益などは上向いているとして、景気全体は「緩やかに回復しつつある」との判断を据え置いた. 記者会見した甘利明・経済財政相は「輸出先の景況感が若干、弱含みになった. ただ、このまましっかりと施策を推進すれば、また力強い動きになっていくのではないか」と話した. 10月の輸出判断は「おおむね横ばいとなっている」. 8月の「持ち直しの動きがみられる」から、表現ぶりは少しずつ後退. 輸出判断から「持ち直し」が消えるのは半年ぶりだ.