I SHOULD BE SO LUCKY/Kylie Minogue | travel in light years...

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気ままな旅日記|この日記を読んで、かつていたあの時間、その場所に帰りたくなるような気分になるといいなぁ|



我らがカイリー・ミノーグ!ワールドワイド・デビューシングルは、後にPWL Records専属アーティストにまで駆け上がるきっかけを築き上げた、大ヒットシングル「I SHOULD BE SO LUCKY」。 そして「TOY BOY」に続く♫PWLポップ代表作♫となった曲よ。

12インチシングルは リミックス・ヴァージョンを含めて2つ。このリミックス・ヴァージョンはセカンド・ミックスで、コレクターズ・アイテム向なリミックス・ヴァージョンとはちょっと違うものなの。ストック・エイトケン・ウォーターマン作品の数あるリミックスVer.の殆どは、一般的にはオリジナルVer.と比べて聴きづらいイメージが強いわね。でもこの「I SHOULD BE SO LUCKY」の場合ファースト・ミックス 「Extended Ver.」は勿論、セカンド・ミックス「Bicentennial Mix」までもオリジナルVer.のように非常に聴き易い仕上がりになっているの。

まさに両方ともオリジナルとも取れる程。その理由として、リミックス・ヴァージョンの全体的な流れがノーマルで、ブレイクビーツもポップミュージックに対して違和感のない音になっていて、例えるならPWLユーロ的な、ベースライン~ズンドコ・ズンドコ、、、~のシンプルなアレンジに仕上がっているからなのよね。オリジナルの方は、8ビートを打ち込むオーソドックスなベースラインで、全体的なアレンジも生演奏をベースに作られたノリを強く感じるわ。

この曲の魅力は、サビメロのメイン・メロディと同じ節でPWL特有なラッパ音が重なっていて、これが一見単純に同様メロに作られてしまったように感じられるけど、実はこのサビメロこそが、センスあるアレンジ技術であると思うのよ。そしてもう一つは、生きたドラムパターンね。Bメロからサビメロにかけて入る通称「オカズ」と言われるドラムとシンバルの打ち込みパターンがとっても楽曲を盛り上げているわ。サウンドが打ち込み音主体でありながら、この~生音的なドラム~が加わることでこれが一般のユーロビートとの大きな違いなのよね~。