その昔、全英で「明日へのTRY」と「ライバルを消せ!」をトップ10入りさせた
カール・フィッシュ(キーボード)
ネイサン・ムーア(ヴォーカル)
デヴィッド・ホワイト(ギター)
スティーヴ・アレキサンダー(ドラムス、パーカッション)
の4人組ポップ・グループ、ブラザー・ビヨンド
「またまた、ロンドンからお騒がせ!元気になりたかったら・・・もうこれっきゃない!最近めずらしい、元気の出るアイドルなのだ!!/ストック・エイトキン・ウォーターマンの手による2大ヒット・シングルを含むデビュー・アルバム!」(CD帯より)
「明日へのTRY/Get Even」
1989年1月20日発売
UKでは1988年11月リリース/UKチャート最高第9位
このアルバムは2回リリースされてたんだよね~今迄知らなかったわ
日本で発売されたのは「Get Even 2」
当時日本では1989 TOSHIBA-EMI Top Priority Artistとして売り出されたのよ
さてさてネイサン・ムーアの甘いルックスで
アイドルとしての可能性も大きく
1986年英EMIと契約
80年代後半当時UKではBrosがスーパーアイドルとして君臨していた頃
ルックス/ヴィジュアル面では彼らに一歩譲りながらも
軽快なビート&ダンサブルさと親近感を武器に地道な活動を続けていたようね
初期4枚のシングル(元メンバーのドラマー、Eg Whiteとカール・フィッシュが主に曲作り)はなかなか大ヒットにまで至らず苦戦
1988年7月にリリースした5枚目のシングル「明日へのTRY」の大ヒットを契機に本国でブレイク
かつてのモータウンとフィラデルフィア・ソウルをミックスさせたような名曲よね
60年代活躍したアメリカのファンク・バンド
アイズレー・ブラザーズの1966年のヒット「This Old Heart Of Mine (is Weak For You)」のイントロをサンプルにしてたからね
続く11月
ソウルフルなヴォーカルをフィーチャーしたとてもコマーシャルな曲「ライバルを消せ!」をリリース
これもヒット
この2曲の出世作はPWLのストック/エイトケン/ウォーターマンのプロデュース
SAWの当時お気に入りのバンドでもあり
ポップなR&Bソングに独特のパワーを発揮してたわ
でも他のアーティストと出来上がったサウンドが似たり寄ったりな事実
すぐにSAWだとわかってしまうようなサウンド作りについては違和感もあるとバンド・メンバーは当時発言してましたっけ
しかしロンドンで知られた存在になった後は
順調にスター・グループへと成長
このヒットの影響で1stアルバムも2種類リリースされるハプニングも
1stアルバム「明日へのTRY/Get Even」はイギリスで発売直後から20万枚を超すセールスを記録