ちょっと個人的にタイムリーな話だったので、初めてのリブログ…。
先週の週末、友人が学会参加&出張で会社近くのT病院に来ていたので、さくっとドトールで1時間ほど会って近況報告やがん治療の悩みなどを聞いてくれたお礼を伝えてきました。
友人とは大学卒業後、5回も会ってない(北陸地方の大学に医学部学士編入したので会うのは数年に1回のペース)のですが、今回はがんに罹患して以来、かなり密にメールでやりとりをしていたので短時間ですが結構深い話ができました。
友人の専門は消化器内科なので、医師の視点からも私ががんに罹患して何がどう変わったか、ということに興味があったようで、身体的な変化、外部環境の変化、心境的な変化…等々、たくさん話しました。
身体的な変化(便の回数が増えている、とか、脂ものを食べると腸がボコボコ動きやすいとか)についてはだいたい想像がついていたようだったので「まあそうだよね~」的な軽い感じだったのですが、それ以外の2つについては、普段、病院の中でほとんど過ごしている、ということもあるからでしょうか、かなり食いついたようすで質問されました。
外部環境の変化については、彼の話を受け、やっぱり私は幸運なことにとても恵まれた環境にある、ということを改めて感じ、感謝しました。
就労のことについて悩む人が多い中、一切、就労に関するストレスはなく、仕事も与えてもらえ、通院も最優先にして対応することができ、上司や同僚にも恵まれている…。この環境に感謝して、集中して仕事も頑張っていこうと思いました。
心境的な変化については、未だ私は「がんに感謝」とか「キャンサーギフト」とか、そう思えるほど自分の感情が昇華していないのですが、それでもやっぱり「当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない事に気づいた」ことや、「”終わり”があることを意識するようになった」こと、「これまで以上にやらないことをやらない勇気がついた」ことなど、自分でも感じている変化があります。
今年の初詣ででも
「家族や大切な人、そして自分自身も健康で幸せに過ごせますように」
という願いしか考えられなかったし、それ以外の願いはどうやっても出てこなかったりしたので、がんに罹患したことは少なからず私自身に影響を与えているようです。
※ちなみにこれまでは健康や幸せを願ってはいたのですが、絶対に生々しいがっついた目標も願っていたので、俗物もいいところでした。もちろんまだまだ俗物根性の塊ですが・・・
そして、リブログの内容にもある宗教的なサポートの話。
上述した私の心境の変化の話を受け、友人も「チーム医療の観点から、絶対に宗教的なサポートについて考えないといけないと思っており、勉強もしている」と語りだし、自身の考えや参加したセミナーやシンポジウムからの学びを教えてくれました。
東北大学などは進んでいて、文学研究科が臨床宗教師講座を開いていたりするそうです。
http://www.sal.tohoku.ac.jp/p-religion/2017/cn8/pg37.html
(私の出身大学でもセミナーとかやってくれないかな…)
とにかく、超高齢化社会の到来や災害発生時のフォローの必要性などから、このような動きが少しずつ大きくなってきているようです。
がんを告知されてもうすぐ半年がたちますが、身体と心の繋がりをより強く実感する今日この頃・・・。私も少しずつ勉強していってみたいなと思いました。