今日は会社に産業医が来訪する日だったので、私も時間をとってもらい20分程度面談してきました。
産業医(M医師)とは初めての面談の機会ですが、時間を有効活用するため、事前に可能な限り情報を共有しておきました。おかげでとても有意義で面白い面談になりました。
大腸がんが見つかり入院・手術、その後復職して術後化学療法を受ける可能性があります、と伝えていたところ、なんとM医師は大腸癌治療ガイドラインの最新版に目を通してきてくださっており、スムーズにコミュニケーションをとることができました。
M医師はとても人当たりの良い、優しい親戚のおじちゃん、という感じの方でした。
一通り、これまでの経緯と今動いていること(主に術後化学療法のこと)をお話しし、次回は3か月後にフォローアップの面談をしてもらうことになりました。
ケモをやるか否かに関わらず、産業医にも大腸がんの件を知っていてもらえ、気持ちが楽になりました。
私の会社の人は社長はじめ、とても理解があり、気遣ってくださっていますが、やはり「がん」や「抗がん剤」という言葉の持つ迫力は相当のようですので、会社関連でも医師がサポートについてくださるととても心強いです。
事前に情報をまとめていたので、10分弱で本題は終わってしまい、残りの時間は情報交換や雑談になりましたが、これがけっこう面白かった。
まず1つめのトピックは病理検査の話。
M医師はもともと病理が専門だったそうで、会話の中で何度も
「日本で大腸がんの手術を受けられて本当によかった!」
と仰っていました。いかに日本のリンパ節廓清の技術が優れているかをとても熱心に語っていました。
あと、手元に念のため病理組織診断報告書(写真付き)を持っていたので、それを見せ、疑問に思っているところもいくつか質問させてもらいました。
あくまで報告書に基づいての話、という前置き付きですが、先日会った製薬会社の方々の話や紹介してもらった論文に記載していた内容と基本的に相違がなく、これまでの理解がより深まりました。
(そして主治医のO医師はやっぱりちゃんと真摯に話をしてくれていたことが改めてわかりました)
恐れることはないから、ちゃんと理解して、納得のいく判断をしよう、と再度決意。
他にも病理絡みでは、病理検査の苦労や実際の現場のこぼれ話、病理診断の陰性判定について…など、興味深い話も少し聞かせてもらいました。病理診断の精度を上げるための工夫や努力には感服したのと同時に、今回の自分の診断はむしろよかったのではないか、と思えるような話を聞くことが出来ました。
2つめは食事療法の話です。
M医師から「食事療法に興味はありますか?」と聞かれ、「まずは三大療法を優先するつもりですが、並行して食事の改善には取り組みたいです」とお伝えしたところ、なんとM医師は済陽式の西台クリニックと懇意にしているそうで、詳しく教えていただき、「落ち着いて興味があるようでしたら、参考になる資料やセミナーの案内など送りますよ」と仰ってくれました。
産業医面談、どうしようかな~と迷っていたのですが(今のところメンタル疾患の人が主な対象になっているため…私はメンタルチェックは93点でとても健康だった)、思い切って人事にお願いして時間をとってもらいよかったです!
やはり主体的に行動すると得るものが多い!
引き続き積極的に動いていきたいと思います^^