大腸がんとも結婚準備とも関係のない話題ですが、2016年の中小企業診断士2次試験(筆記)に合格しました。
大腸がんが発覚するまでの予定としては、
・まとまった時間がとれるのは9月以降だから、9月になったら2次の勉強に力を入れ始める
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・ただし9月の3週目に所属するオーケストラの演奏会があるから、9月はオーケストラの練習は休めない
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・その後も仕事を休む予定はないので、平日は終業後に2~3時間、土日は8時間の勉強をする
※体調維持のためにジムも行く
…というものを思い描いていたのですが、実際はこのブログにも記載しているとおり、9月2日に大腸がんを告知されたので、病院最優先、次いで仕事…という状況になりました。
告知されてから、病気や治療が怖いと泣いたことはないのですが、告知直後は病気でこれまでどおり働けなくなるのか、私の居場所はなくなるのか…という恐怖で色々なことが手につかなくなり、ふと時間ができると大腸がんに関する情報を集める、という状態だったので、2次試験のことは頭の片隅にありつつも、実際に受けられるのかどうか、直前まで非常に怪しい状態でした。
(実際、申し込んでいた2次試験の模試は2つともキャンセルしてしまいました)
それでもやっぱり「せっかくの受験できる権利なんだから受験しよう!」と思い、心がふわふわした状態ながらも、何とか過去問5年分を1回ずつだけですが解きました。
(財務だけは過去問に加えて薄い問題集を2周解きました)
そして、試験は何とか受けることができました。
本試験は10月23日だったのですが、最初に主治医のO医師から示された手術日は10月17日!
いくら回復が早い腹腔鏡手術だとはいえ、とんでもない日程になってしまいました。
そこでO医師に相談、手術日程を11月11日に後ろ倒ししてもらい、お腹の中に大腸がんがあるとはいえ、体調的には問題がない状態で本試験を受けることができました。
私の事情を把握してくれ、日程を調整してくださったO医師には本当に感謝の念しかありません。
個別化医療、QOLの観点からいつも接してくださるO医師のことは、心の底から信頼しています。
本試験の当日はあっという間に過ぎました。
事例1、事例2、事例3、事例4…とにかく真摯に事例企業と経営者に向き合いました。夢中でした。
終わった帰り道、暗い道を一人で駅に向かって歩いていると、なぜか涙が頬を伝ってきました。
今までの人生で滅多に自分で自分のことを褒めたい、と思ったことはないのですが、このときは
(よくここまで持ってきたね。今日は自分のことほめていいんだよ、私)
と素直に思えました。
形式的なことでいうと、各事例ともほぼ再現率100%の答案を作れるくらいしっかりしたメモを残しており、タイムマネジメントもばっちりで満足感も高かったのですが、そんなことよりも何よりも、心を折らずに、腐らせることなく試験を終えることができたことが何よりも誇らしかったです。
試験の翌日からは入院に向けての準備と仕事の整理が始まり、とても試験を振り返る余裕はありませんでした。
大腸がんに加えて脳腫瘍まで発覚してしまったので、本当に頭の中から診断士試験のことは消えていました。
11月以降の様子はブログに詳しく記載しているとおりです。
手術、その後の対応に追われて過ごしました。
そして迎えた合格発表当日・・・といきたいところなのですが、ガチで12月9日(金)が発表ということを忘れていましたw
独学だったので試験について情報交換する友人もおらず、予備校からの情報も入ってこず…。
気付いたのは翌日、12月10日(土)に中小企業診断協会からの簡易書留が届いてからでした。
届いたときの様子は
私→あ!診断士合格発表だったっけ!?あれ?受かってる・・・!?!?!?
彼→なぜか感激して号泣
でした。
合格してから、色々と思ったり考えたりしていますが、
あーこのタイミングで合格するんだw おかげでやりたいこととやらなきゃいけないことが増えてしまったから絶対完治させなきゃな~
というのが1番強いです。
今週末に口述試験が控えていますが、基本的に落ちない試験とはいえ、しっかり対応してこれからの人生への活力としていきたいと思います!
今日は結構自分語りが入ってしまいましたw 失礼しました。
※これが簡易書留で届いた筆記の合格通知!