※過去の振り返りの記事です

 

大腸内視鏡検査を受けた日は有給休暇を取得していたので会社に行く必要はなかったのですが、たまたまその日の夜しか都合がつかないという方の採用面接が予定で入ったのでお昼を食べて少し休憩してから会社に行きました。

 

最初は何でこの日に面接なの~めんどくさい!なんて思っていましたが、結果として仕事の予定があってよかったです。

いつもは何となく、特に深く考えることなく当然のごとく出社していますが、癌(の可能性が高い)と言われた直後だったので、会社に出社することができて、自分の席があって、そして同僚がいる(私の会社は良い人が多いのでなおさら)、という事実に改めて感謝しました。

 

出社してからは要返信のメールの対応や資料の修正など少しだけ作業を済ませ、採用面接の対応。

 

面接の中で私と一緒に面接を担当していた同僚が

「ご縁があって一緒に働くことになった場合、実現したい夢はありますか?」

と質問していました。

 

その質問を聞きながら

(夢か~・・・)

と考えてしまいました。

 

リアル私を知っている人なら笑ってしまうかもしれませんが、そのときは本当に精神の落ち込みようが激しく、

(私の夢なんて別に私が叶える必要もないしな、そこそこ満足しているしもう頑張る必要はないかも)

なんて、本当に自分らしくない思考回路に陥ってしまいました。

ネガティブ、ストレスは癌と戦うにあたって絶対にNGなのに、だめですよね。

 

その後面接を終え、内容を人事担当にフィードバックしてから帰宅。帰り道では色々考えました。

 

早期だから恐らく手術でほぼ取りきれるだろうけどその後の生活はどうなるのか?

結婚したら保険も新しく入ろうと思っていたのに入れないな~・・・

もし再発したらどうしよう。金銭的に頼れる人は誰もいないし・・・

そもそもこんな状態で結婚するのは良くないんじゃないか?婚約破棄しようかな?

 

今(大腸内視鏡検査から10日以上経過したタイミング)となってはもう少し冷静に考えられて、早期で見つかった喜ばしい状態なのに何を悲観的になってるんだ私!、なんて思いますが、やはり30代もまだ半分も残っていて、しかも週に3~4回はジムに通って鍛えており、食欲も旺盛、仕事もバリバリ・・・と自覚していた状態での「癌」という言葉・・・、たとえ早期だとはいえ重くのしかかってきました。

 

その日は色々ぼーっと考えていたらあっという間に最寄駅に着きました。

そしてお腹がすいていることにも気づきました(笑)。帰宅してどっと疲れが出てきたので、ご飯とみそ汁とお漬物でささっと食事を済ませました。

 

その翌日(土曜日)はある資格試験の模試を受ける予定だったのですが、とてもそんなテンションではなく、模試はキャンセル。

知識欲が旺盛なはずの私としてはちょっとありえない事態です(笑)。

 

夜は彼が帰宅してから色々話をしたのですが、それはまた別記事で・・・。