みなさんこんにちは!
昨今は、政府主導のもと眠っている貯金を積極的に投資に回すような働きかけが、行われています。NISAをはじめとして、色々な投資方法や投資先があり、その敷居も低くなっているようにも思われます。
しかし、投資に関する知識をあまり持たずに投資を行っている人が大半という印象です。投資=怪しいみたいな観念を持っている方もいるようですが、投資自体は別に怪しいことでもなんでもなく、ただ単に「価値が上がりそうなところにお金を出すことによって、上がった分の価値で資産を増やす」とか「法定通貨だけを持っていたら、法定通貨の価値が下がった時にまずくなる。」など、資産の維持もしくはそれを増やすということ以上の意味や目的は基本ありません。
広く見れば、子供の習い事にお金を出すこともある意味で「投資」ですし、自身の学びのために本を買うことも自己投資です。
さて、さまざまな投資先がある中、リターンが大きいのはなんでしょうか?リスクが高いほど、儲かった時は大きいということはありますが、ここで言っているのはそういうことではありません。
私は人間にお金をかけることが、なんだかんだで一番有効だと思っています。習い事、自分磨き、勉強、なんでも構いません。何故、人間に使うことが有効なのかといえば、経済の根底にあるのは人間の働きだからです。人間なき経済は想像がしにくいでしょう。経済の歴史を学んでいけば、大きなリターンが結局人間ありきだということがよくわかります。
スマホが作られたのも、スティーブ・ジョブズをはじめとする技能を持った人々が自身の能力を結集させたからに他なりません。
原子の秘密の一部である相対性理論を生み出したアインシュタインも、特許庁に勤めた中で、さまざまなヒントや知恵を得たと言います。
また、お金や時間をかけ能力や経験を磨き、洗練された人間になることで、社会的にも多くを生み出せる存在になれます。そこであなたの能力が認められれば、それこそがあなたの価値です。
人間の特徴は、大半の場合において、価値が大きくは減らないことが一つです。今まで積み上げてきた技能が、急に明日から使えなくなるというのは、そう頻繁に起きることではないでしょう。
ただし反面、人に認められるだけの能力を身につけることは時間のかかることです。これが人間を投資先としてみたときの悪い点ですね。
しかし、多くの経済識者が忘れがちなように、時間をかけて作り上げられた人間の技能や知恵はとかに時代をひっくり返すほどの価値を生み出します。上にあげたスティーブ・ジョブズやアインシュタインがそうです。
誰もが彼らのようになれるわけではありませんが、現在よりも有価値になることはできます。
投資とは気長にやるものでもあります。これを読んで、「人間」への投資を考えて下されば幸いです。岸田さんがリスキリングという言葉をしきりに使っていたのも、結局、経済は人の質が担保されてなければならいないという見解に至ったからではないかとも思います。
So, have fun learning more!!
ありがとうございました。