現代は、子どもでもスマホや携帯ゲーム機を持っている時代です。





そのため、宿題などやらなければいけないことを後回しにして、延々とスマホやゲームに没頭してしまう、という子も多いのではないでしょうか。「延々とスマホやゲームに没頭してしまう」といった行動は、脳の瞬発力がなく頭の切り替えができないために起きるとされています。これを防ぐためには、脳の「運動野」と呼ばれる部分を鍛える必要があります。





そこで有効なのが、ダンスというわけです。ダンスには「脳の瞬発力」、つまり「頭を切り替える力」を養う効果があります。音楽に合わせて動きを止めたり、急に動かしたり…といったように、スタートとストップを繰り返す運動が、「頭を切り替える力」を養ってくれるのです。ダンスを踊っている間は、音楽を聴きながら身体を動かし、自分のポジションを変えたり、次の動きを想像したりするわけですから、確かに脳はフル稼働していますね。




こうした理由から、フジテレビの番組「バイキング」(2014年9月25日放送)で、「脳科学者がオススメする12歳までに通わせるべき習い事」の第2位にダンスがランクインしたそうです。



子どもの脳を鍛えるには、勉強や絵を描いたりすること以上に「身体をよく動かすこと」が効果的だとされています。運動時に分泌されるBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が、ニューロン(神経細胞)やその周りの脳血管を形成するためです。ダンスには欠かせない音楽も、脳に刺激を与えて発達を促してくれます。音楽に合わせて身体を動かすダンスには、脳の働きを高める効果もあるのです。

このように、ダンスは単に身体能力を高めるだけでなく、子どもの精神的な成長にも様々な良い影響を与えてくれます。