私がよく生徒さんに話すことの一つに
「何のために勉強するのか」
という話があります。
そもそも、この問いに対する答えも一つではないと思うのですが・・・。
中学・高校・大学受験には、「問題」があり「正解」があります。
正解のある問題に対して、どれだけ正答率が高いのかという競争をするわけですね。
そのためには、知識を詰め込むことだって必要です。
よく「知識の詰め込み」を否定して、だから日本の教育はダメなんだと言う人がいますが、じゃあ知識は必要ないのでしょうか?
基礎のないところに家は建ちません。応用問題を解くためには、一定の知識は必要不可欠なわけです。
話がそれるところでした。元に戻します。
さて、突然わけのわからない質問をします。
「皆さんが社会に出て、確実に出世するにはどうしたらよいでしょうか?」
あるいは、
「大好きな〇〇さんと絶対に別れたくない。死ぬまでずっと一緒にいたい。どうしたらよいでしょうか?」
ほんとにわけがわかりませんね^^;
では、
「今回のコロナ騒動、皆さんが総理大臣だったら、休校にしましたか?していませんか?」
「もししていなかったら、他にどのような対策を講じましたか?」
「そもそも、今回の安倍首相の判断は正解だったのですか?間違いだったのですか?」
どうでしょう?
これって、実は正解がない問題ですよね?
賛成派と反対派がいて、ああでもないこうでもないと日々議論を交わしています。
オリンピック開催に関しても、延期だ中止だ予定通り開催だと意見が割れています。
つまり、一旦社会に出て何か問題にあたったときに、誰もが納得する100%の正解というのは存在しないことの方が多いわけです。
一方、受験の問題には必ず正解があります。
私の考えは、
「正解のある問題にすら真剣に向き合うことができない人間に、正解のない世界で生き抜く力は身につかない」
というものです。
そして、正解のない世界へ飛び込むわけですから、「すぐに人に教えてもらう」ということはNGだと考えています。
だからこそ、私たちの授業でも「わからないものはすぐに教える」などということは絶対にいたしません。
勉強は辛くて苦しくて面倒なものです。
でも、それに立ち向かうからこそ、その向こう側にある楽しい人生にたどり着くことができるわけです。
正解のない世界で生き抜くために、今、正解のある世界でしっかり生き抜く力を身につけましょう。
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