緊急事態宣言が発令されましたが、なんとか集まって礼拝を守り、教会総会も終えることが出来ました。議案はすべて出席者全員の総意で可決され、新しい年をスタートすることが出きました。次週、5月2日の教会堂での礼拝はお休みします。
息子を思い祈る母 森 史子牧師 マタイ20章20節~28日
主イエスが、ガリラヤで伝道を開始されて間もなく、4人の漁師を弟子にしました。その中のヤコブとヨハネ兄弟の母がサロメです。夫ゼベダイは息子への主の声かけに対し、引き止める事なく主の元に送り出しています。サロメもその後、主イエスに同行する女性達の中にいました。主イエスを信じ主と共に生きる強い意志を感じます。そのサロメが、息子達に高い地位を与えて欲しいと主イエスに願ったのです。息子を想うあまり、大胆で非常識な要求をしてしまったのです。これから主イエスが通る苦難を理解できず、地上に造られる王国を思い描いていたのです。
しかし主イエスは怒る事なく息子達に「わたしが飲もうとしている杯を飲む事ができるか」(22)と尋ねています。その杯とは、信仰を全うする覚悟と殉教を意味しています。二人は「できます」と言ったのです。
サロメは、この意味を後から知る事になります。彼女は主から離れることなく、十字架の死も遠くから見守っていたのです。復活を最初に知った女性の一人でもありました。息子達も信仰人生を全うしています。ヤコブはヘロデ王の迫害に遭い殺され、殉教しました。ヨハネは、パトモス島に流され、新約聖書の福音書の他、3つの手紙と黙示録を書き残しています。
「あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい」
私たちも自己中心や的外れな祈りをする事がありますが、聖霊が必ず心の扉をノックしてくださいます。聖書の言葉を響かせてくださいます。感謝。 (4月25日)
カナ会の予定 5月12日(水) 14:00~15:00 会場 ベテスダ奉仕女母の家
自分の好きな讃美歌を選んで自由に歌います。密にならないよう、マスクをして
充分コロナには気を付けて行います。