モラハラ彼氏と別れたとき、私はもう30歳になっていました。
今だからネタとして書けますが、当時は失意のどん底。
自分を否定され続けていたので、自尊心はズタズタ。「すぐまた新しい恋愛ができる」なんて自信はあるはずもなく…
しかも気づけばもう30になってるじゃないか。これから私と付き合ってくれる誰かなんているのだろうか。もう一生このままひとりなんじゃないか。
日を追うごとに絶望感、焦燥感は膨れ上がっていき、「どうにかしたい。でも、どうにもならない」という日々が続きました。
このままじゃ病気になると思い、「これでよくなるのなら安いものだ」と、臨床心理士のカウンセリングや占星術師のセッションを受けに行きました。
驚いたのは、二村ヒトシさんが本で言っていたことと、臨床心理士さん、占星術師さんの言っていたことが全く同じだったということです。
二村さんは「心の穴」(自分ではコントロールできない「感情や行動の癖」、「生きづらさ」の原因)は、親に原因があると言っています。
「心の穴」は幼い頃に親によってあけられ、それは「劣等感」、「さみしさ」、「怒り」、「罪悪感」の4つに分かれるそうです。特に、恋愛がうまくいかない女性は「心の穴」を母親によって開けられていることが多いようです。
大学時代の同級生で、とても信頼のおける占星術師さんは、「恋愛のことで相談に来ました。」と言った瞬間、「今までの恋愛の問題は、相手に合わせすぎているということです。」と即答。
「その原因は、お母さんとの関係にあります。幼少期、お母さんにされて嫌だったことはありませんか。」と言ったのです。
仕事関係で知り合った臨床心理士さんには、「自分の全てを受け入れてくれる人なんていないと思うんです。」と言ったら、「そう思うのは、過去に受け入れてもらえた経験がないからではないですか?両親とは言いたいことが言える関係ですか?」と言われました。
あまりに「親、親、母親」と言われるので、母親との関係を見直さないわけにはいかなくなりました。
私があけられた穴は、「劣等感」か「さみしさ」か「怒り」かそれとも「罪悪感」か…
両親に「劣等感」を与えられたという記憶はない。むしろ逆だ。3人兄弟の末っ子だった私は上の2人と比べて「デキ」が良かったので、褒められて育った方だ。
両親は共働きだったが、放っておかれて「さみしい」ということはなかった。「怒り」を抱くような非人道的なことをされたことは決してない。「罪悪感」を感じるほど非難されたわけでもないし、親が嫌がることを率先してやったわけでもなかった。
ただ、母親はコミュニケーション能力がそんなに高くはない。話していても結論が見えないことが多いし、自己解釈の部分がとても大きい。視野が狭く、いろいろな人の価値観を理解できない。だからそんなに社交的でもないし、父方の親戚ともあまり仲良くない。
子供のときは気づかなかったけど、分別がつく年頃になってそんな母を見ると、イライラしたり、悲しくなったりすることが多くなりました。
そしてその母の嫌な部分を容認している父にも腹が立ちました。母のそういう未熟な部分を父が全てカバーしているし、それを気にしていない鈍感さも理解できませんでした。
地元に就職して以来ずっと実家暮らしですが、家族と一緒にいる時間は少ないし、仕事場でのことや、プライベートなことなど一切自分から両親に話すことはありませんでした。親が嫌いなわけでもないし、信頼していないわけでもないですが、気づいたらそうなっていました。
臨床心理士さんの「末っ子だから『早く結婚してほしい』って口では言うけど、本当は裾踏まれてるんじゃないの?」という一言が後押しとなり、家を出る決意をしました。
物理的に親と離れて関係を見直したい。
これが「自分の生き方」を見直すための、最初の一歩でした。
落ち込んだときはとにかく『17歳のカルテ』のサントラを聞いてとことん落ち込む。
明るい曲は一つもありません。でも、大好き。

