30歳になってモラハラまがいの彼氏と別れ、
自己肯定感を取り戻し、
やっと前に進めるようになった私が目指すところはもちろん、
「次の恋愛」です。
とはいえ、フリーになって2年、彼氏がいないわけですが、いい人が現れなかったわけではないのです。
というか結構現れたのに!
面白いくらいにうまくいかなかった話をしたいと思います。
一人目は同期採用だった同い年の人。
会社の研修会に行ったら久しぶりの再会。
新採用当初、彼は私のことが好きでした。告白されて振ったのに、何度も追いかけてきてくれていました。
当時私はまだ自己肯定感の低さに気づいていなかったので、自分から寄ってきてくれる彼の良さに気づくどころか、追いかけられることに引いてしまい、彼の誠意あるアタックを全部かわしてしまったのです。
しかし、10年ぶりくらいに会ってみて、
「真面目だし、誠実だし、何より私のこと好きだし、彼と付き合ったらいいんじゃないか…」
と思った私は、自分から食事に誘いました。
彼は喜んでついてきてくれましたが、
そこで言われたことは、
「俺、結婚したんだ。」
ってこれ、どっかの漫画で見た―
二人目は、同僚だった1つ年下の彼。
彼が転勤してきた時、私には彼氏がいました。
転勤してきた当初は彼女がいなかった彼ですが、間もなく彼女ができました。
共通の趣味があり、よく職場の仲間と一緒に出掛けていました。
正直ちょっと気弱で頼りない性格でタイプじゃないけど、趣味が合うし、気を使わなくていいので、一緒にいてすごく楽でした。
だんだん、この人が彼氏だったらいいのに…と思うようになりました。
そして、
「好きだったら奪っちゃえばいいじゃん!人のものとか、悠長なこと言ってられんのだ私は!」
と思うようになり、好きかどうかバレるギリギリの線のアプローチをし始めました。
正直、彼女とは趣味が合わないって言っていたし、ビジュアルでもスペックでも自分の方が上だという自負(もう死ねばいいのにあの頃のあたし)があったので、アプローチに迷いはありませんでした。
しかーし、
私の気持ちに気づいた彼は私を少しずつ避けるようになり、
その半年後、その彼女と結婚しました。
「神様、もうお腹いっぱいです!」
なんですが、まだまだ続きます。
三人目は、同僚に紹介された同業者の彼。三歳下。
私と一緒で日本代表レベルまで競技をしていたスポーツマン。そして、イケメン。
「神様ありがとう。私を見捨てないでいてくれたんですね!」
と思いました。ビジュアル的にもスペック的にも完璧な彼。
やっぱり私にはそれだけの男と付き合うだけの価値があったんだー(もう2,3回死んでこいこの頃のあたし)と当時の自分が見えていない私は思ったのでした。
がしかし、
一緒に飲み会をした彼の親友に気に入られ、慌てて彼にアプローチしたものの箸にも棒にもかからず…
紹介されて三か月後に無理やりデートしてもらいましたが、進展せず…
そして…
気づいたら、飲み会から一年後に私の後輩と入籍していました。
もう失意のどん底。死にたい…
でも、まだ続くんです。
四人目は、私の転勤と入れ替わりで、前の職場に転勤してきた彼。一歳上。
誠実な仕事ぶり。温厚な人柄。イケメンというわけではなし、面白いというわけでもないけど、(もう突っ込む気にもなれないが…)真面目が一番!何より私より年上で、フリー!!
かなりの勝算を感じたのと、周りからの推しで、自分からアプロ―チしました。
ところが、
見事撃沈。向こうも当然彼女が欲しいだろうし、結婚したいだろうと思っていましたが、そうでもなかったようで…
彼は今でも独身を貫いているようです。
本当にこの二年間、這い上がれないくらい打ちのめされました。
そして、とどめの一発が…
元カレの結婚。
私と別れて一年半後のことです。
もう立ち上がれない。生きていかれない。
と思いました。
なぜこんなに恋愛がうまくいかなくなってしまったのか…
自己肯定感を取り戻したかに見えた私ですが、それは全く根本的な解決にはなっていなかったのです。
ここからが、真に「自分」と向き合うということの始まりでした。
サカナクションのアイデンティティーを聞くと、自分が分からなかった頃の葛藤を思い出します。