脳科学では、

うつ病は脳と病気と考えられる。

脳内ホルモンの分泌によるものだから。

うつ病が心の病気であるならば、

「心って何？」って話になる。

感情は脳による反応。

心は感情に思考(経験、知識)を伴うもの。

自分の中ではそう解釈している。

つまり、心が病気とはどういうことか？

感情が脳による反応ならば、

脳内伝達物質が正常に働くようにしたら良い。

まず感情の機能を正常に戻す。

次に必要なのが思考である考え方。

ここに関しては本人の問題というより、大人が教えられない要因が大きい。

世の中の大多数の人たちは思考の方法を学んでいない。

現代人の悩みの9割は人間関係といわれる。

例えば、職場に苦手な人がいたとして。

「またあの人に怒られる…」と思いながら出勤したら精神を病んでいくのは当たり前。

あの人がどうとか、

自分がどうとかの問題ではない。

根本の考え方を変えない限り、

人が変わっても同じ問題を引き起こす。

なぜなら、

その人の中に問題を起こすトリガーがあるから。

そう考えていくと、

うつだから薬を飲むというのは解決になっていないことがわかる。

というか、

薬の役目は対処療法に過ぎない。

「こんなに苦しんでいるんだから薬が必要なんです！」

というなら、

それで良いのだと思う。

対処することに良い悪いもないし、

本人が良いと思っていることを否定はしない。

ただ、根本的な治療方法か？と問われたら違うと答える。

薬に頼る前に食事と生活リズムを整える。

家で動かずにいて肉体疲労もなく眠れるわけがない。

心配や不安といったものは心の問題ではない。

考え方を知らないだけのこと。

真の健康とは、

自らで精神のバランスを取れること。

そこに考え方の知識は不必要だろうか？

と考えていくと、

必要なのは薬ではなく考える力であるといえる。

という話がしたいわけではなくて。

自分も、うつ傾向にあったが、

当時は物の考え方を知らなかった。

自分の精神や心の問題だと思っていた。

心が何かもわかっていないクセにな。

学んでいくうちに、

楽しそうに生きている人たちが

同じようなことを言っていることに気付く。

日本語として意味はわかる。

しかし、

自分にはその真意がわからなかった。

一瞬、何かが閃いてわかった気がする。

でも、もう一度読むとその閃きが何かわからない。

そんなこともあった。

どういうことかといえば、

「自分の中に闘う気持ちがあるから闘う出来事を引き寄せる」

これは例えだが、

こういったもの。

そう、

日本語としては理解できる。

では、

これについて詳しく説明できますか？

そういうこと。

回答しようとすれば、

人生経験、その他の知識も必要になる。

身体の細胞が変異したとして、

自分は闘病という選択をしない。

なぜ身体と仲良くすべきか？

これについて説明できるから。

誰かの言葉を借りてではなく、

自分の体験と思考から。

そう、思考。

ここがないと頭でっかちで終わる。

ただの情報の垂れ流しだから。

「うつだから薬を飲む」という思考ではたどり着けない。

どんなことでもそうだけれど。

なぜ、コンピューター以上に高性能な脳があるのに考えない？

考え方も知らずに精神病とは、

いったい何に病名を付けているのか？

世の中の大人の半数が賢ければ

苦しむ子どもはいなくなる。

馬鹿が言ったことを鵜呑みにしていたら馬鹿になる。

だから、

知識を得て考えないといけない。

平成28年のアンケートで、

日本の社会人の1日の学習時間は

平均6分という結果がある。

これだけ情報が溢れているにも関わらずだ。

頭の中の外に出るから新しい発見がある。

自分の頭の中だけで生きている人が多い。

だから、話が通じない。

自分の頭の外に出る