「今日は運が良い日だ」

逆に「最近なんだかツイていない」

なんて思った経験は誰しもあると思う。

では、

この「運」とは何なのだろうか？

運というと実体のないふわっとしたもの、

自分の体感というイメージがあるかもしれない。

しかし、

心理学の視点で運は説明可能といわれる。

「流れ星に3回願い事を言うと叶う」と聞いたことがある人は多いと思う。

それと同じくらい流れ星に願えた人がいるかといえば、少ないと思う。

というか、

身近にもなかなかいないと思う。

流れ星を見られるのがレアということ、

見たとしても一瞬で流れてしまうことから3回も言えない。

自分も流れ星を見たことはあるが、願いを思う間もなく消えてしまった。

願い事をするためには、

ずっと願いを考えている必要がある。

もし、

理想の体型になりたいという願いがあったとして。

起きてから寝るまでの間、

自分の理想の体型を思い続けたらどうだろうか？

何か食べるときにも理想と現在を比較し、食べるものを選ぶのではないだろうか？

さらに、

ネットやテレビを見た時にもダイエットや体型維持という言葉に惹き付けられる。

この時に人は

「たまたまテレビを見たの！」なんて言うが、

その前から本人はなりたい自分、

得たいものにフォーカスをしていた。

テレビを点けたのは偶然かもしれないが、本人がフォーカスをしていなければ目に留まることはなかった。

このようにチャンスというのは何処にでもある。

チャンスに巡り合う機会に他者との差はない。

運が良い人というのは、

チャンスに気付ける人だ。

フワッと運についてわかったところで、心理学的に運を良くする方法があるといわれる。

クランボルツ教授の発表した

プランドハップスタンス理論

(計画的偶発性理論)

・好奇心

・持続性

・柔軟性

・楽観性

・冒険心

この5つの行動指針を実行すること。

運を良くするというと神頼みな感じもするが、理論にするととてもわかりやすい。

いざチャンスが来ても保守的では逃してしまう。

持続性がなければ願い続けることが出来ないし、

過去を引きずっていては何も進展しない。

柔軟であることで突発的なことにも臨機応変に対応できる。

この5つを実践している人を思い浮かべたときに、

やりたいことに真っ直ぐで柔軟に対応できる人が浮かんだ。

一般的に宝くじで当たることは運が良いというが、

大金を当てた人ほど人生が破滅してしまう事例がある。

偶然、チャンスをものにしたとして。

その後に上手くいかなければ運が良いとはいえるのか？

そう考えると5つの行動指針によって運が良くなるというのも頷ける。

宝くじを当てることより、

そのお金で自分は何がしたいのか？

メンタルカウンセリングでは、

その人の本心を引き出す。

それによって、

「本当に欲しいのはお金ではなかった」ということもよくある。

個人的に思うのは、

「運が良い」というのは個人の主観でしかない。

本人が運が良いと思っていたら、

いくらでも主張できる。

そして、

自分は運が良いと思える人は必ずそうである。

なぜなら、

「運が良い」という自分に視点が向いているから。

自己同一性により自身もそうあろうとする。

脳としても運が良いという要素にフォーカスをする。

運という一見どうにもならないように見えることも、

仕組みを利用すれば可能。

というのが自分の結論。

今年はとにかく金運面でツイていなかった。

そう数ヵ月前は思っていた。

しかし、出来事に良い悪いはない。

すべてはただの主観。

今はツイていなかったというより、

必要だから起きたと感じる。

自分は最適解を選んでいる

そう考えることにより、

脳は過去の選択が正しかった理由を探す。

これに運という要素はいらない。

考え方を知っているかだけ。

「自分は運が悪い」と運のせいにしている人は絶対に成長しない。

運が良いと思ったなら、

その再現性を高めることも大切。

どんなに恵まれていたとしても、

運が良いと思えなかったら、

その人に運が回ってくることはない。

昨夜、

「運気が上がる」と言われたので、

「運気が上がるって何？

それって何でいいの？

ねえ、なんでなんで？」

と質問責めしてた理屈屋でした。

運とは何か？について説明してみる