フジTVのノイタミナ枠でアニメ化もされた漫画の実写映画化。アニメは一期二期共に見ました。
映画始まって最初に思ったのはヒロインが垢抜けなくみえること。実際はファッションモデルの可愛い子なんだけどね。コレは演出だと思うけどやりすぎでは?と思わなくも無いです。

タマ子そっくりな子とか良く見つけてきたなって思う反面、やりすぎるとコスプレにしか見えなくなってきてしまう・・・それでも吹石一恵の富士先生は評価しますw  

竹内力と哀川翔が兄弟役なのですが、その二人だけだとVシネマっぽいというか、別の意味の兄弟に見えてしまうw

全編ににわたって北海道の牧歌的な風景が流れていきますが、その裏ではは冷徹なまでに現実を突きつけてきます。何度も「経済動物」「家畜はペットではない」と言葉が主人公を動揺させていく。


生きるため食べるために家畜を育て肉にする。その現実にきちんと向き合っていく作品ってなかなか無いのですが、この作品は逃げずに正面から向かい合ってる。

ビーガンと呼ばれる動物性のものを一切利用しない口にしないって人たちが居ますが、
彼らは「他人に迷惑かけてるわけではない」ってよく言いますが、
まず第一にビーガン以外の人と会食が難しいだろうというのは想像に難くない。
その場合はホスト側に多少なりとも迷惑かけることにはなると思う。
それにビーガンであることによって回りに気遣いさせてるのは事実だと思う。
動物性のもの(羊毛、皮革、羽毛等)をつかわないということはその職業をやんわりと否定することになるのではないだろうか?石油製品はどうするんだろうか?
それに畜産において二次的に出るものを肥料にして育てた農作物は食べれるのだろうか?
それがOKなら間接的に肉食を行うことになるし、それが駄目なら自分で農作物作るしかないと思う。ビーカンにはビーガンによるもっともらしい主張があるとは思いますが、私には『食育』を放棄してるようにしか見えません。
そういう人にこそこの作品をみて食育や命について考えて欲しいと思います。